命日を過ぎて少し経つが、急に想い出した。


祖父が亡くなった日


大学生の頃、アパートに帰宅すると、留守電が入っている。

聞くと、母の憔悴した声。

折り返し、次の朝一番で帰省すると連絡。

とにかく、帰る事だけ、考えていた。


11月、郡山から磐越西線に乗ると、降雪の為遅延。

なんだってこんな日に、まだ雪には早いのに😱


ざわつく車内に、知り合いの顔。

祖父の様子を知る方だったので、事情を話すと、駅から一緒にタクシーに乗せて頂き帰宅。


祖父は少し弱って見えたものの、話はしっかり出来る状態で、少し不安をかかえつつ、體をさすっていた。


その日は、祖父にゆかりのある人が、代わるがわる来訪。

今考えても、御はからいとしか言い様がない位。


落ち着いていたので、その夜は祖父の娘たちと私で一緒に横になる。


肺に異常のあった祖父は呼吸が荒かったが、その呼吸音が、穏やかに!


皆で、その穏やかな呼吸を聞いていると、静かに息を吐ききった。


母たちと一緒にいたからなのか、あまりにも穏やかで綺麗だったからなのか、不思議と涙は出なかった。


おつかれさまでした。


そこに、祖母がいたのが分かった。


生まれる前に他界した祖母。


でも、分かるものだな。


まさか、昨夜の電話から、こんなにすぐ逝ってしまうとは。


母が、少し痩せていた。


介護大変だったんだろう。


母は強い。

戦後の時代を生きてきた。


今日、また、あの時と同じ道を辿り、健在の両親の下へ行く。

紅葉から落葉の木々の中、