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森さやかのブログ

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かつて常識と思われたことが、今や非常識になっていることがあります。




例えば、昔(おそらく30年くらい前)は運動中の水分補給は体に悪いと言われていました。しかし、今では、むしろ積極的に水を飲むことが推奨されています。




さらに、昔は赤ん坊のうつ伏せ寝は窒息死するという理由から避けられ、仰向けに寝かせられてきました。しかし今や、赤子はうつ伏せで寝かせられています。




これは参考になるか分かりませんが、私の父は育毛と言って、頭皮を櫛で刺激していましたが、友人から今はむしろ刺激しないように優しく髪を養うことがいいのだと聞きました。父を気の毒に思う今日この頃です。




それはさておいて、気象の世界でも、今まで非常識と思われていたことが変わりつつあります。それが、「ブラウン・オーシャン効果」と呼ばれるものです。




ブラウン・オーシャンとは何ぞやと思われた方も多いでしょう。これは、茶色い海、つまり地面にたまった水のことです。これが、ハリケーンにある効果をもたらすことが分かってきたのです。




従来、ハリケーンや台風は、海上の水蒸気をエネルギー源としているとされてきました。水温27度以上の海水だと台風に次々と水蒸気を補給できます。それは水に凝結するときに出る潜熱と呼ばれるエネルギーをもとに、台風が発達するからでです。そのため、上陸すると、水蒸気が補給されなくなり、衰弱するのが今までの常識でした。




しかし、ある環境下では、上陸することにより、さらに勢力を強めることがあるとが分かってきたのです。ハリケーンが移動した場所の土地が、水分を多く含んでいる場合は、それがエネルギー源になりうるというのです。これがブラウン・オーシャン効果と呼ばれるものです。




最近、その効果が目に見えてわかる事例が起きました。18日火曜日、トロピカルストーム「ビル」が、テキサス州に上陸しました。しかし、上陸したものの、しばらくその勢力は衰えませんでした。




なぜ、上陸したにも関わらわず、衰弱しなかったのでしょうか。それは、アメリカ南部の大洪水にあります。5月下旬、テキサスやオクラホマ州では、過去最高記録となる連日の激しい雨に襲われました。今年5月は観測史上もっとも雨の多い5月となりました。多くの場所で洪水が起き、少なくても35名以上が亡くなりました。実は、この洪水した水分は、トロピカルストーム「ビル」をも支えていたのです。




NASAによると、1979年から2008年位かけて、アメリカの上陸したハリケーン227個のを調べると、そのうち45個は勢力を拡大・維持したようです。この「ブラウン・オーシャン効果」、日本でも今後話題になりそうです。