前節ホーム開幕戦を勝利した勢いのままアウェイ初勝利をもぎ取りたい一戦である。

勢いのままに、とは言ったもののまだレッズは波に乗りきれていない。

勢いを加速させるにはやはりFWの得点が必要だ。さらに2、3点を奪い快勝といきたいところ。


去年ゴール欠乏症に陥ったレッズの殻を破ったのは確か闘莉王だったな…。

去ったものを憂いていても仕方がないわけで…。レッズに勢いをもたらすのはやはり達也、セル、原口あたりか。


去年のアウェイ山形戦は高原のスーパーゴール2発で快勝したのを記憶している。


だが同時に2失点もした。

去年同様、古橋に要注意なのは間違いないのと、鹿島から移籍した田代へのケアも大切だ。

彼は岡田ジャパンに招集された経歴をもつポテンシャルの高い選手なのは間違いない。


バックラインは前節と同じ顔ぶれが濃厚だろう。平川は負傷退場したので右サイドは不明だが…。


90分間集中を切らさず、禅として立ち向かう姿をサポーターに見せてくれ。
6月のワールドカップに向けた代表選出に、岡田監督が田中達也の召集を示唆したようだ。

怪我による遅れさえなければ、代表のエースとして活躍していたことは間違いないわけだが、ここにきて名前が再浮上するのはサポーターとしては嬉しい限りだし、レッズ選手のいない代表の試合が続いていたもんだから、呼ばれてくれれば、個人的にもワールドカップが盛り上がってくる。


J屈指の人気を誇るレッズから代表選手が排出されていないことが代表人気低迷の要因だ、などと言ったら叱られてしまうかもしれないが、少なからずレッズでもチームの象徴的な人気モンの達也だから、レッズサポーターの代表への注目もおのずと高まるのは間違いない。

ただ、ケガしがちな体質であることと、ケガ明けから万全の状態になったとはいえ、1年以上公式戦のゴールがないのは事実。


招集されてまたケガされたらそれこそ目も当てられない。


まずはレッズに還元して欲しいところだ。


それから、山田直輝とセルヒオもリストアップされた模様。

セルは是非呼んで欲しいな。

ただ先日言ったように、少しドリブルに固執しがちなところがあるので、もう少し視野を広く持てれば…。


フィジカルは世界に通用するだろう。

直輝は…実力は認めるがまだ若いので焦らずまずはケガしない体作りが優先かな。


惜しみない運動量と強烈なキャプテンシーでチームを引っ張ってきた不動のボランチ、鈴木啓太は今季2試合を終え、いずれも控えに甘んじている。


彼は選手間の投票により決定されるゲームキャプテンに2年連続で選ばれるほど信頼が厚く、リーダーとしてのポテンシャルをピッチ内外で発揮しているレッズの中心的存在なわけだ。


そんな彼が控えに甘んじている状況は、必然性と違和感を感じさせる。


啓太は本来ピッチに立っているべきという想いと、一方では細貝の台頭によりボランチのベストチョイスに啓太があがらないのは致し方ない状況への理解。


だがレッズの中で彼が今季果たすべき役割は、スタメンに名を連ねること以外に見いだせるのでは、というのを第2節を観て思った。

啓太は、レッズがリードしている状況での後半30分あたりから出場し、いわゆるクローザーとして中盤の底に入り、レッズゴールに頑丈な鍵をかけるのに最も適した逸材だ。


昨シーズンは、この役回りを堀之内が担っていた。

今季、この役回りを啓太が担うとなれば、リードした状況でのレッズにとっては鬼に金棒だろう。


ボランチとして、そしてチームを鼓舞するリーダーとして、終盤に登場する啓太の存在は大きい。


レッズ邁進へ、啓太の存在が鍵になる気が早くもしてならない。