舞台「蒼い季節」の稽古に打ち込んだ毎日は、新しい発見と学びの嵐でした。しかし今は嵐のように過ぎ去った2週間を名残惜しく思い、青空を仰ぎ見る心持ちです。
舞台稽古が始まってからの数日は、台詞さえ繋げられず、相手と目を合わせることもできず、演技以前の段階でした。いざ芝居合わせをすると、僕はまるで壊れたビデオテープ再生のようでした。その度に励まされ一緒に頑張ってくれた仲間が居たから、今日まで挫けず全力で走り抜くことができました。
今まで趣味のコスプレや個人パフォーマンスがほとんどだった僕にとって、初めてのお芝居は無限大の世界でした。台詞一言一言の調子や目線、動きすべてが共に混ざり合い、生まれる舞台上の世界には、僕一人では絶対に辿り着くことができませんでした。
僕にお芝居の楽しさを教えてくれた劇団ぱすてるからっと×劇団空感演人の皆様と、今日まで舞台を楽しみに応援してくれていたお客様に全力感謝で本番に挑みます!