舞台「おおきく振りかぶって 夏の大会編」東京・大阪全19公演、無事終了致しました。おお振りカンパニーの皆様、観に来て頂いたお客様、おお振りを愛するすべての皆様に助けられ、僕はこの舞台で千秋楽を迎えることができました。
(カラ鉄で青春ラインを熱唱)

 念願の初2.5次元舞台、しかしキャラクターを演じることがどんなに大変なことか学びました。「アニメの真似をしても全然ダメ!キミが栄口なんだよ…⁉」と叱咤激励受けました。

 何より20年余りオタクでしかなかった僕が高校球児、しかもシニアからの安定感バツグン世界の栄口になるのは大変プレッシャーで、お腹はいちはやく栄口くんでした。

 野球所作にダンスは本当におお振りカンパニーに制作スタッフさん皆様ひとりひとり全員に教えて頂いたように思います。皆我のことのように悩み、どうしたら副島の身体が理解するのか一緒に考え練習に付き合ってくれました。感謝しかありません。

実は本番が始まってからの1ヶ月も皆に助けられていました。舞台袖で緊張に震える副島に「俺の目を見ろ…深呼吸しろ!」と手を握ってくれた方、「栄口はお前しか居ないんだ、自信もてよ」と肩を叩きNEXTバッターに送り出してくれた方、「できっぞ!」してくれたクラスメイト等々…


皆に背中を押されてばかりだった僕ですが、栄口には終盤三橋の背中を任されるシーンがありました。美丞の激しい攻撃、阿部の怪我、三橋の「ワンナウトーーッ!」に涙しそうになるもぐっとこらえ、前を見据えたそのとき、ようやく僕もおお振りカンパニーの一員、栄口として皆と戦い、この舞台を作りあげているんだ!と自覚することができました。
皆で笑い泣き汗をかき戦ったこの舞台は、僕にとってちょっと遅めの人生はじめての青春だったように思います。

僕たちの夏は続いていきます。
栄口くんと共に、おおふりーぜ!を胸に、次の試合へ向けて走っていきます。


おお振りありがとう!!!

副島和樹