だから何?って呟く。
私にはもう関係のない人。
確かに彼のことを四六時中
想っているときもあった。
だけど、もうそれさえ意味を成さない。
私たちの関係に名前なんてなかったから。
半年に一回。
彼に彼女がいない時にだけ
彼は私の名前を呼ぶ。
好き なんて感情はなかった。
持たないようにしてた。
彼をなくすのが嫌だったから。
いま覚えば馬鹿みたいな話。
恋なんて呼ぶには
くだらなすぎて
甘い言葉なんて似つかわしくない。
分からなくなった。
だから、手放した。
忘れたわけじゃないのに。
嫌いになんかなれないのに。
恋に酔いしれそうになる
自分が酷く痛かったから。
代わりなんてきっと幾らでもいるんだろう。
私じゃなくても別に良いのに。
あの時、妹から女に変わった。
妹のままで居られたのなら
きっと彼を無くさずに済んだのに。
たった一度の浅はかな行為は
3年もの歳月を破壊する。
もう戻れなかった。
そして、また2年。
時間は流れて、今ではもう
幻だったように思える。
彼に魅力なんてない。
ただ必要だっただけ。
今の私には彼の記憶すら
要らなくなってしまった。