あなたの想像は聞いてないという話 | 自遊生活研究日記:えばふり

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添田真人がゆるく自由に生きてる記録(旧:戦略バカ)

名選手、名監督にあらず。

必ずしもそうとは言えませんが、こんな表現をする時がありますよね?

たとえば現役時代に素晴らしいバッターだったとしても、いざ監督になってみたら
投手のローテンションや、野手のポジショニングなど知らないことが多すぎる。。。

結局、トータルで≪強いチーム≫を作れなかったりしますね。


そのために自分の弱い部分を補うために≪コーチ≫を人選して招聘しますね。
本当に強いチームの監督は人脈や人選力も大切だったりします。


でも、それだけじゃないんですよね…キーポイントになる部分って。

たとえば、その選手がバッターボックスに入るだけで
相手のピッチャーが震え上がるような強打者がいたとします。

その選手の座右の銘は≪攻撃は最大の防御なり≫で。 (笑)


当然、そんな選手が監督になったものだから
守備陣の補強もそこそこに、徹底的に強打者を集めます。
(いつしかの、どこぞの球団みたいに…笑 )

それで優勝できますかね?

打者だけを強くしても、トータルで強いチームにはなりませんよね?
そんなことは誰でもわかると思います。



はて? なんでビジネスの世界では、それを忘れるのでしょう?



自分が成功したノウハウ。
他人が高い効果をあげたノウハウ。
それはそれで素晴らしいですが、絶対ではありません。

ある程度の成功をしてしまった人に多いかな。

実際に自分が経験しているので、そのノウハウが最強だと思い込む。
または、あるノウハウで成功している他人を見て、
自信を持ってそれだけを薦める。

間違ってはいなんだけど…はい、典型的なコンサルタントの出来上がり(笑)



「味方のピッチャーが、どんなに相手打者を抑えても、
 打者が打てなければ、良くても引き分けにしかならない」

「私は、ピッチャーの経験もあるからわかりますが
 やはりピッチャーの観点から見ても、強打者は怖いですから」

「ピッチャーを補強しても、効果ないと思うけどな~」


で?

最初のは当然ですよね。
だったら、ピッチャーとバッターを両方鍛えればいいのです。

次。

その人が経験したことのある「ピッチャー」とは、
「打者を打ち取る事のできないピッチャー」です。
弱いピッチャーの観点から見た理論なんて、必要ないんですよ。

最後。

「思うけどな~」
もしも、コンサルタント業をするのであれば
根拠のない「思う」は、使ってはいけません。

だれも、あなたの想像なんて聞いてないんですよ。



まず、やってみる。
結果をみて、検証する。
そして判断。


正しい道に導く方法は、これしかないんです。


だれかがやってた。
それで、こう言ってた。
だから駄目だと思う。


 ↑
問題外ですから^^


お読み頂き、ありがとうございます。