パパしてる自分が一番好き


うつ病になる前は

大企業で第一線で寝る間も惜しんで働いていた

相応の評価もされていたし充実感もあった

いわゆる承認欲求は満たされていた


当然、それに見合う資産も持っていた


うつ病発症して

混乱の中何度も復職にトライしたが

最後は会社に裏切られクビになった

真面目過ぎたんだと思う

もう少し狡猾にやれば良かったんだろう


大企業を急にクビになって

しばらくは辛抱してくれていた妻も

荒れ狂う私の元から次第に去って行った

これはしようがなかったと思う


そして孤独にうつ病と向き合い

何もかも失い何度も希死念慮に囚われた

記憶も曖昧だ


でも、妻が私の元を去る前に2人の娘を産んでくれた

最初は小さかった娘の存在も加速度的に大きくなり


今や私から見える世界は娘たち中心に回って見える

その世界では、頑張ってパパしているつもり


無論、娘たちの可愛さ故の自然発生の頑張りだが

大企業の優秀な社員より

パパしてる自分が一番しっくりくるし好き


世界をまたにかけて大きな仕事するより

娘たちの笑顔に囲まれてしょーもないことしてる時の方が遥かに幸せだ