2014年3月1日(土)第24回橿原に夜間中学をつくり育てる会総会
卒業生、現役生徒さん、夜間中学職員の皆さんが多く参加してくださり、計22名で、第24回の総会を行いました。
昨年度の総会に続き、畝傍夜間中学、奈良県夜間中学にとってなくてはならない存在だった「育てる会」顧問の中納光夫さんが昨年亡くなられました。特に畝傍夜間中学の公立化に尽力し、初代代表として活躍された中納さんを偲んで、米田代表の紹介に続き黙祷を行いました。また、奈良県夜間中学連絡協議会から代表の北山さんが駆けつけてくださり、あいさつをいただきました。
「育てる会」につづき、職員、生徒会からも2013年度の活動報告をいただき、皆で1年間の活動を振り返りました。2014年度も全力で生徒さんや畝傍夜中の教育活動をバックアップしていきたいと思っています。
今年度の活動のところで、生徒会長から、「生徒と育てる会といっしょになって夜間中学を盛り上げるような活動をしていってほしい」と力強い意見が出されました。「話し合うにしても何かするにしても、バラバラにするのじゃなく、一堂に会して楽しくやりましょうや」と。その意見に「その通り!楽しいことしましょうよ」と他の生徒さんも声を上げてくれました。生徒さんたちのパワーをもらって私たちもがんばります!
今回は、自主夜中時代からのなかまが久しぶりに参加してくださり、喜びもひとしおでした。総会終了後に皆で記念写真を撮り、畝傍夜中を後にしました。
最後になりましたが、忘れず会費を送ってくださる皆さん、どうもありがとうございます。今回総会に参加できないからと、ことづけてくださった方、手数料を使って律儀に振り込んでくださる方・・・本当にいつも感謝しています。今年度も、応援、よろしくお願いします。
2013年8月4日 「育てる会」夏行事・川遊び
去年に引き続き、場所を黒滝・森物語村でおこないました。橿原からも遠距離ではありますが、お風呂やトイレ、食事等の施設が揃っているし、涼しくてよいと好評でした。今年は生徒さんとその家族や職員と参加者は総勢28人でした。
みなさんが持参した自慢のお弁当に「育てる会」の準備する焼肉を楽しみながら川で楽しく遊ぶという行事ですが、今年は肉が余るほどみなさんのお弁当や差し入れが豪華でした。
また、川でみなさんが快適に過ごせるように、高橋・米田の両名が朝早くから出発して場所とりとテント張りをしてくれました。感謝。
2013年7月13日(土) 奈夜中協学習会「夜中認識を深めよう パートⅠ」
「近年新会員として来られた人を中心に、奈良の夜間中学が何を大切にしてきたのか、また流れを再確認しながら、今私たちに抜け落ちているものは何かを考え、夜中認識を深めていく機会を持つ」という学習会に参加しました。
今回は、まず「夜間中学生」VTRを見ました。夜間中学草創期の息吹が感じられる映像に身が引き締まる思いがしました。場面は東京ですが、当時の夜間中学生がどんな状況に置かれていたのか、よくわかる映像です。若い夜間中学生たちが、そして教員たちが、何を考え、学び、希望を抱いていたが…が、ありのままに映し出されていきます。それにしても、みな、若い!この人たちは、今60代になっているはずの人々です。当時、学校へ行けなかった人の中で、夜間中学に出会えた人は、ごくわずかであったでしょうから、やはり「夜間中学を必要としている人」はたくさんいるはずですね。
後半は、奈良で夜間中学運動に関わってきた人たちの話も聞きました。夜間中学の現在と未来を考えていく上で、夜間中学の原点を知ることが大切だと痛感しました。
2013年6月21日(金) 御所市に署名提出・第2弾
今回は御所市や奈良県内から集まった461名の署名を提出しました。畝傍夜間中学の生徒会長、「育てる会」、職員10数名で市長室へ行きました。今回も生徒会長がしっかりと発言しながら手渡し、「外国から来た生徒の気持ち」について強く語ってくれました。
同じ夜間中学に通う生徒の中で、居住地によって差がつけられることは許し難いことです。
2013年6月17日(月) 「育てる会」給食「そうめん」と「なかま授業」
今年も卒業生のみなさんが中心になって、そうめんを作りました。ピリッと辛いタレやキムチの差し入れなど恒例のそうめんに、海老やかき揚げの天ぷらまで付けて豪華な給食となりました。
給食に引き続き、「なかま授業」にも参加。職員との交流学習会をベースにして、畝傍夜間中学の歴史や意義を生徒さんと学びました。
2013年6月1日(土) 近鉄大和八木駅前での生徒募集ビラ配り
2時から3時の1時間、職員の協力を得て、ビラ配りを行いましたが、年々、ビラを受け取ってくれる人が少なくなっていることを痛感します。ただ、嘆いているばかりもいられません。何か工夫が必要だと思います。大きなポスターを持って、ビラを受け取ってくれなくても宣伝できるようにするとか。また、夜間中学を知ってもらう展示などもできないか、などの意見も出されました。
まだまだ「夜間中学」の存在が、本当に夜間中学を必要としている人に知られていない現状があります。生徒のみなさんから「こんな学校があるとは知らなかった」「もっと早く知っていれば…」という声を聞く度に、その思いが強くなります。
2013年5月29日(水) 畝傍夜中職員のみなさんと育てる会会員の合同の学習会
今年も新しく先生方が赴任されましたが、畝傍夜間中学の成り立ちを学びたいとの申し出により、自主夜間中学からの約16年間を写真を見ながら紹介しました。また、小グループに分かれて、ざっくばらんに質問や交流をし、有意義な時間を持ちました。夜間中学の歴史や意義を踏まえつつ、今の課題解決に向け職員のみなさんが努力を続けてくださっています。「育てる会」としても畝傍夜間中学の教育活動のサポート活動に励みたいと思います。
2013年4月6日(土) 今年の花見…
今年も「ひびき」の人を中心に近場でお花見を計画しましたが、あいにく天候が悪く、外での開催を取りやめ、午前中の学習の後、夜間中学をお借りしてお弁当を食べることになりました。
3月末に昼間の生徒が亡くなったとの訃報があり、その子のことを何も知りませんでしたが、とてもお花見気分にはなれませんでした。同じ畝傍中学で学んだものとして、黙祷を捧げ、静かな食事会になりました。自分たちの孫よりもまだ若い年齢の子どもが亡くなったことへのショックで、卒業生の皆さんもつらそうでした。
2013年3月27日 御所市に生徒会が署名提出
畝傍夜間中学の生徒会が集めた御所市への署名を御所市役所に提出しました。奈良県をはじめ、全国各地から寄せられた3746名分の署名を生徒会長が手渡しながら、生徒会長の力強いあいさつを聞きました。職員・「育てる会」約10数名が同行しました。
2013.3.24.(土)~25.(日)「関西夜間中学なかまの集い」に参加/今年で「終わり??」
今年は琴城夜中の担当で丹波ささやまに行きました。長田のみなさんの参加が少なくて寂しかったですが、畝傍のみなさんは、急逝された吉川弘さん、宮本純一さん2人の写真とともに思い出を忍びながらも元気に盛り上げてくれました。
しかし…、最後に、武村さんから「しばらく集いを休止にしたい」との「お知らせ」があり、畝傍の面々は思わず「え~え~え~~!?」とどよめきました。武村さんの心情もわからなくもない…武村さんといっしょに「なかまの集い」を立ち上げた橿原育てる会の吉川弘さんが亡くなったことへの深いショックがにじみでた挨拶でした。私たちとしても、自主夜中からずっと橿原の、そして奈良の夜間中学運動の中心的存在だった吉川弘さんを失った悲しみは深く、喪失感は甚大ですが、「受け取ったバトンを何とかつないでいかなくちゃならない」とも思うので…どうしたものかと思案中です。