今日は亡父の一周忌。
子どもと孫、ひ孫と直系の身内だけで、
こぢんまりとお寺に集まり、故人を偲びました。
その後、お墓を訪れて納骨の儀式。
サラシに包んだお骨が年月と共に風化し、
やがて土へと帰って行くわけですが、カウンセラーの恩師が言われた
「自分とは『自然の一部分』の略」という言葉を、改めて感じました。
我が家のお墓は、名古屋市東南部の大規模な公園墓地。
近年、めざましい勢いで墓地が整備されていますが、
それと同時に、今まであったお墓が片付けられて更地になってしまう、
いわゆる「墓じまい」が目立つようになってきました。
家を継ぐ者がいなくなり、墓を守ることが出来なくなれば、
そうすることも致し方ないのですが、
これも元を正せば「結婚しないこと」が大きな原因の一つ。
家を守り、地域を守り、円滑に「命のリレー」を繋いで行くためにも、
幸せな結婚に目を向けて欲しいと心から願わずにいられません。
婚活サポートに携わっていて、
常々「何をそんなに怖れているんだろう・・・」と痛感させられます。
「お付き合いするのが怖い」「フラれるのが怖い」「自信がない」etc.
何もしないうちから「失敗して傷付いている自分」だけをイメージして、
足が一歩も前に出ることがありません。
種を蒔かないのですから、何年待っても何も生えないのは当たり前。
しかしながら、その一方でまったく逆の事例もあります。
「そんな恐ろしいことがなぜ出来るの?」と、老婆心ながら、
叱り飛ばしてやりたくなることも多いのです。
カウンセリングや相談業務の参考にするため、
よく聴いているのが、ラジオの「テレホン人生相談」。
各界の専門家が視聴者の相談に応じる人気番組です。
一昨日の放送で、30代の独身男性から
「彼女に貸した金を取り返したい」という内容の相談がありました。
「出会い系」で知り合い、求められるまま、
合計100万円以上の金を逢うたびに渡していたというのですが、
借用証もなければ、相手の住所も本名も知らず、
しかも使途は「ホストに入れあげた借金返済のため」というのです。
正直、唖然とするしかありませんでした。
事実、貸せなくなったらとたんに別れを告げられ、
以後一切音信不通になったというのですから、
相手も「したたか」を通り越して、完全な「悪」の一言。
誰もがいぶかるこの話ですが、
彼は「彼女がタイプだったから・・・」の一言。
消費者金融で借りて工面した金だそうですから、
これから高い授業料を払わねばなりません。
「いくら何でも、そこまで見えなくなってしまうのか!」と、
彼女の狡猾さと、彼の幼稚さを腹立たしく思いました。
けれども、世間にはこの手の男性が、けっして少なくないのでしょう。
SEXと愛情を取り違え、表面的な快楽だけで、
いとも簡単に女の術中にハマってしまう人たち。
女性を「顔やスタイルの好み」だけでしか選べない人たち。
いったいいつから、日本男児はこんなに愚かになったのでしょうか。
人生には「学校では教えてくれないこと」がたくさんあります。
それを家庭で躾けられ、地域で見守られ、職場で学んできたのです。
しかし今では、家庭は教育の役目をあまり果たすことがなく、
地域はプライベートに立ち入らず、職場は勤務が終われば赤の他人。
学ぶところといえば、せいぜい恣意的なネットの情報くらい。
しかし、そのネットやSNSの「情報の洪水」に溺れ、
肝心なことがまったく見えなくなっている人がやたら多いのも、
現代社会の深刻な病理現象ではないでしょうか。
「リアルなコミュニケーション能力の圧倒的な低下」が、
そのことを如実に証明しています。
それが世相と言ってしまえばそれまでなのですが、
それでも私は、私たち夫婦を頼って下さる会員さんたちの
末永い幸せのためにも、声をからして訴えたいと思います。
「人とリアルに結ばれるのは、素晴らしいことですよ・・・」と。
*名古屋のアットホームな結婚相談室 愛ビリーブ*