ここ数日、私はインフルエンザで寝込んでいた。

 

妻なりによく世話をしてくれたと思う。

 

それは本当に感謝している。

 

パートから帰ってきて、部屋で夫が熱出して寝ているなど、正直ウザいだけだろう。

 

部屋と言っても、娘の部屋であるが。

 

そう、たまたま私がインフルエンザにかかる前夜、娘が妻と同じベッドに寝ていたため、私は娘のベッドに寝ていた。

 

結果、翌朝大熱が出て、病院でインフルエンザと診断され、そのまま娘のベッドで寝ている。

 

今、そのベッドでこの日記を書いているというわけだ。

 

 

完全隔離され、まるで病原菌のように扱われているのは仕方ない。

 

昨日だろうか、妻も喉が痛いと言い始め、感染した可能性もある。

 

となると懸念されるのは、いつも以上にキーキーと家庭内で言い始めることだ。

 

その対象は、当然子供にも向けられる。

 

案の定、息子の部屋で妻の怒鳴り声が聞こえた。

 

何かと思ったら、どうやら息子は寂しかったらしく、妻のベッドへ入っていったらしい。

 

しかし、そこにはすでに娘が陣取っており、、、、

 

で、妻は息子に起こされてしまい、それで息子を追いやり、息子は寂しくベッドに一人舞い戻りという寸法だ。

 

私がドアを開け(当然マスク完備)、息子をなだめる。

 

もちろん、廊下越しにだ。

 

ようやくなだめ終わろうとしたそのとき、妻がズカズカと再び息子の部屋へ入ろうとし、

 

「ちょっと、菌まき散らすから部屋入ってドア閉めてよ!移されたらこまるのよ! あなたの言ってることはもう分かったから分かったから!ガシャン!」

 

 

普通、キレるわね。こんなこと言われたら。

 

私はどうしたか。

 

堪えました。

 

俺が怒れば妻は自分の言動を棚に上げて反論し、再び自分がいかに忙しく大変で一生懸命しているかを私と子供達に聞こえるように演説し始めるのが、目に見えていたから。

 

 

先日息子が面白い諺を私に伝えていた。

 

「お父さん、お母さんに何を言ってもね、無駄。蛙の面に小便だから」

 

まさか、そんなことで諺を覚えるとは、、、、私達夫婦がいかに未熟化を物語っているという証でもあった。

 

 

 

 

ここ数年、ほぼ毎日数回は妻の言動に私が腹を立て、注意すると再び妻が反論し、、、が繰り返される。

 

ほぼすべてが言動だ。

 

私から妻に喧嘩を仕掛けることは、まず無い。

 

彼女の一言、私に対して、子供に対して発せられる気遣いと無秩序な言動が、すべて原因といっても過言ではない。

 

一つ一つは些細なことでも、ちりも積もれば山となる。

 

そのちりとは、怒りの蓄積。

 

彼女は、家庭外には評判が良い。

 

ただし、家庭内・・・というよりも、身内からはえらく評判が悪い。

 

気遣いと配慮、そしてデリカシーが皆無だ。

 

 

今日起きたこと。

 

それは飼っているハムスターの病気のことであった。

 

数か月前にハムスターを飼い始めた。

 

子供達一人一人に買い与え、まあ世話はろくすっぽせず、妻がしているというのが現実だ。

 

たまに私が手伝ったりもしていた。

 

娘のハムスターが、なぜか足が動かなくなってしまった。

 

娘はとても心配し、私に相談をしてきた。

 

けれども、現実論、一匹1500円程度のハムスターに、数千円ものお金をかけて治療をするとなると、損得勘定が働いてしまう。

 

相談は電話で受けたのだが、いったん保留として、私は帰宅してハムスターを観察した。

 

そして、手に載せて見つめた。

 

片足を引きずりながら一生懸命歩くハムスターが可哀そうになり、やはり治療してやった方がいいのかなと思った。

 

夜、妻とそんな話となり、

 

「動物が可哀そうだよ」

 

と妻が言う。

 

私も同感であり、適当にハムスターの病院を調べることにした。

 

で、調べたところ、当然のことながら私はハムスターの治療へ行くことなどできない。

 

月曜日から金曜日まで、朝7時から夜21時までは自宅にいないのだから。

 

妻は、少しでも早く通院した方がいいという。

 

故に、私は行くことができないと伝えると(普通に優しく伝えている)、

 

「私は昼間パートでそのあと育成会や子供達の件があって行けるはずがないでしょ!!」

 

とまるで喧嘩腰。

 

先ほど、小動物の命は大切だと言っていた妻はどこへ行ってしまったのだろう。

 

要するに、他人ごとなのである。

 

あまつさえ、

 

「だから私は反対したのよ!あなたたちが勝手に飼い始めるから、こうなるんじゃない!」

 

とまで言う始末。

 

当然、隣の部屋では子供達が勉強していたりしているので、聞こえているだろう。

 

ハムスターを飼い始めた時、

 

「こんな小さな動物が家族に加わるだけで、家族がまとまるのって凄いよね」

 

そう妻は言っていたにも関わらずだ。

 

私は、きわめて普通に彼女に話しかけていた。

 

なぜならば、それが癖になっているからだ。

 

いや、もともと人に話しかけるときは、身内他人関わらず喧嘩腰で話しかけることなど、無い。

 

私はこう言った。

 

「俺は仕事で無理だ。であれば、君しかいないだろう連れてゆくのは。娘もそれを望んでいるのでは?」

 

言うだけ無駄であった。

 

私も、彼女のあまりの身勝手な言動にいい加減頭にきて、仕方ないので実家の母に娘を連れてハムスターの病院へ連れてゆくようお願いをした。

 

 

ハムスター一匹でこのありさまである。

 

もう、そろそろ私の忍耐も限界点に近づいてきている。

 

 

 

 

 

 

 

以前より、妻の誕生日に地元にある肉寿司へ行こうという約束をしており、妻の誕生日当日、子供も連れて家族4人で肉寿司へ行った。

 

妻と二人でも良かったのだが、子供がいた方が喜ぶだろうということもあり、家族4人となった。

 

しかし、店に入っても終始妻の機嫌が悪い。

 

特になんら夫婦喧嘩はしていないのに、、、である。

 

いい加減、いい大人が意味もなく不機嫌でいるのはみっともないし、あまつさえ子供達の前で親の不機嫌を晒すなど、どう考えてもおかしい。

 

そのことを妻に告げると、特に不機嫌ではないとのこと。

 

しかし、息子も妻に対して、「不愉快だ」という始末。

 

なぜ、いい大人がそれすらも察せず、機嫌の悪い表情を出すのか。

 

40過ぎた大人が、外出先で、しかも本人の誕生日であるにも関わらず、子供にさえ悟られるような不機嫌さを露にすることに、違和感を覚えないのだろうか。

 

本人が否定しようにも、周りがそう敏感に感じ取っているのだから、意味がない。

 

大人であれば、偽の笑顔を作るなり子供に悟られないように振舞えばよいのではないか。

 

いくら育成会やパートが忙しいとはいえ、忙しいのは誰しも忙しいのである。

 

私だって、毎日往復4時間かけて通勤しており、それでもこうして子供達が喜べて妻が行きたいと言っていた店に、事前に予約してまでして連れてきている。

 

 

どうしたら、主役の座を自分から子供へ渡すことができるのだろうか。

 

常に「私は」「私が」が主語となり、相手が主語になることはない。

 

子供ファーストではなく、自分が疲れているファーストなのである。

 

あまりに子供達が哀れに思えてしまい、怒るに怒れない日であった。