まぁなんだかんだで選挙が終わりましたな。もちろん私も行きましたよ。
県知事選は伊原木さん、衆院選選挙区(岡山1区)は逢沢さん、比例は自民党に入れました。以前にも申した通り消極的自民党支持者なんで。てか逢沢一郎さん13回目の当選ですか。もうそんなになりますか。最初の選挙の時(※昭和61年)には吉宗・菅野あたりの田舎のこじんまりとした舗装路を選挙カーで通りながら『イチローーーーー!イチバーーーーーン!』とか叫びながら去っていったのが38年前ですか。それを聞いていた中学生だった俺は50代に突入しました。もう二度と選挙カーであんなん叫ばんやろなぁw
まぁ県知事選は伊原木さん圧勝でしたね。そらそうやろなぁとしか言えないくらいの。
伊原木隆太…634,587票
小坂 昇……117,206票
という訳で無事4期目に入りました。これからも頑張って頂きたいものです。あと、県知事選の投票率が前回に比べて結構上がってるけど、それは単純に衆院選と同時やったやろなぁ。もちろん、だからってやんごとなき理由以外で選挙に行かないのはどうかと思いますが。
そういや、昔働いてた所で昼飯時に同僚に『そういや昨日の選挙は行ったんですか?』と言ったら『え?選挙。あーごめん行ってないわw』ってなんだか年下をあやすように言ったバカがいたっけか。てか俺の方が年上なのになwあの時点で2〜3発殴っても良かったのかもしれんw
ちょっと脱線したなぁ。まぁみなさん上記のようなバカにはならずに礼を正し、選挙にもいってほしいものです。
でまぁ衆院戦の方だが…、カオスすぎるやろ。自公大幅減、公明党に至っては代表も副代表も落ちる大打撃。維新も共産も少々落として立憲民主・国民民主・れいわが議席を伸ばした結果に。てか国民民主の大躍進はわかるけど、立憲やれいわみたいなトコが票や議席を伸ばすとか異常事態やろ。政策や主張とか結構デタラメだったと思うが…、てかね、裏金問題や世襲議員って全く問題ではないとまでは思っていないが、経済対策・人口減少・安全保障などの重要な問題より優先度が上と思ってる人がこんなにいるのかと唖然とする結果ではあるが、票数の増減だと少々様子が違うようで。
選挙ドットコムさんの画面
Twitterでのスクショ
立憲はそんなに伸びてないのな。てか自民が落ちた分がほぼほぼ立憲の議席に繋がった感じだし、維新が思った以上に減ってるな。大阪選挙区では全勝だったが、大阪以外ではボロボロだった結果がこの票数ってことなのかな?
逆に国民民主の票の伸び方は妥当ですな。浮ついたこともあまり言わずまっすぐに政策を訴え続けた結果の勝利。素晴らしいと思います。今後はみんなの党みたいなことにはならないように願いたい。まぁ玉木さんが代表を務めている間は大丈夫だと思うが…。
てか年齢層別の出口調査の結果なんて表もあるみたいだが、
60代〜70代で立憲に投じた人が多い一方で、10代〜50代ではちょっとれいわに投票しすぎやろって感じなので、全世代に課題がありそう。てか、経済も人口問題もなにもかもを置いてウラガネガー!セシュウガー!を繰り返すだけで票が伸びるいびつな成功体験を再び与えてしまった訳だ。まぁ2009年みたいに民主党だけで過半数取った訳ではないので、あの時までヒドいことにはならないだろうが、それにしても大変な事態になったもんだ。
まぁ、自民党の部会だけで決められるのではなく、今後は野党とも協議しながら法案を通すようになるのは、ある意味健全ではあるものの、スピード感は落ちるんだろうなぁ。もちろん良し悪しではあるものの、いろいろと混乱案件も出てくるんやろなぁ。そしてその度にネット空間でも混乱する。ソウアルベキヤロー!からソレミタコトカー!まで様々なのが。理想的な形になったなんて言ってられるの今だけな気もするぜ…。
で、自民大敗となった訳だが、石破総理総裁も森山幹事長も残るらしいよ。すげーな。党内野党の頃は潔くだのなんだのとか言ってた人が居残るらしいよ。まぁでも辞めたくない気持ちもわからんでもないんよ。(※もちろん石破総理や森山幹事長を擁護するつもりはさらさらないです。それを踏まえた上で読んでほしい。)
ここで石破総理辞任なんてなったらどうなるか?よね。ずーーーっと総裁選に出続けて、党内野党みたいなスタンスで存在感をアピールしまくって、最初の総裁選が2008年9月。16年前になる訳ですよ。以後もほとんどの総裁選に出馬しまくって、一次投票で勝ってたのに決戦投票で負けたこともあった(※2012年9月)、そんな中でようやく掴んだ総理総裁の座。総理総裁になって速攻で衆院選に持ち込んで負けてしまって敗戦の責任を取って10月中に辞めた場合、歴代首相在任日数で1番短かった東久邇宮稔彦の54日より短い日数で辞めることになってしまい、記憶にも記録にも不名誉な形で残るし、総理総裁としてやったことなんて選挙以外あまり無い状態でやっと掴んだ総理総裁の座を明け渡すとか⚫︎んでもイヤやろうなぁ。ただ心情的にはわからんでもないが、それにしたって往生際が悪いのも事実。ていうか、在任日数が100日以内の首相は4人。
1位:東久邇宮稔彦(54日)
2位:羽田孜(64日)
3位:石橋湛山(65日)
4位:宇野宗佑(69日)
なのだが、まぁ東久邇宮稔彦はGHQの占領政策の横暴さへの抵抗としての内閣総辞職なので不名誉な話ではないし、羽田孜は非自民で数えるのもメンドいくらいの政党が連立して羽田内閣を成立させたはいいが、当時は議席数も多く影響力がデカかった社会党に対抗すべく社会党以外で会派を立ち上げたら社会党が抜けて、そのタイミングで自民党が内閣不信任をチラつかせて辞職、まぁ内閣成立の時点で基盤が相当グラついてたとは言え中々散々な目に遭ったものですなぁ。石橋湛山は内閣成立1ヶ月後に脳梗塞で倒れられた不慮の出来事なのでもう仕方ない。で、4位の宇野宗佑である。このブログでもちょいちょいネタにさせてもらっているが、バブル真っ盛りの89年で日本がノリノリだった頃ではあったが、自民党はリクルート問題で大打撃を受けた末に揉めに揉めてリクルート問題とは縁遠い宇野宗佑を総理総裁に任命したものの、宇野宗佑とはあまり関係ないリクルート事件や消費税3%発足に加え、宇野自身の女性問題が取り沙汰されて、宇野内閣成立直後の参院選で惨敗して引責辞任。女性問題で失脚して首相在任日数69日はネタとして完璧すぎるんよ。指三本で『これでどや?』は当時の流行語に。ただ、グーグル先生で『指三本 これでどや』で検索すると、こんな関連質問(※下記参照)が出てくるのはさすがに悪質すぎるんで、これは削除できないだろうか。
ナンボなんでも、これはヒドすぎるんよ…。
尚、宇野宗佑退陣後は海部俊樹が総理総裁になったが、これまでのイメージを覆したかったのか、整ったお顔に水玉ネクタイ、言動もポピュリズム全開パワーでイメージを回復して海部内閣としても序盤は調子が良かったが、湾岸戦争で雲行きがあやしくなり、その後the当時の自民党みたいなゴタゴタの末、内閣総辞職となった。てか海部内閣の最中にアメリカからの裁定取引などが原因でバブル崩壊が始まり、そんな最中に湾岸戦争に90億ドルの拠出したこともなんだかんだで問題となったのだが、湾岸戦争が起きるちょっと前にメディアがとんねるずの石橋貴明に『海部内閣をどう思いますか?』と聞いた時に『海部さん?なんか調子いいみたいですけど、そろそろ危ないんじゃないですかぁ?』みたいなことを言っていて売れっ子芸能人の感性というのは凄いと思ったものだ(※本人がどこまで明確に予感していたかは不明だが)。
あとまぁバブル崩壊と言っても91年って崩壊はしたものの、日本は割と景気良かったからねぇ。95年のオウム真理教事件や阪神淡路大震災の時と97年4月に消費税が5%になり97〜98年の山一證券や北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行や日本債券信用銀行などが経営破綻したあたりはカクン!と景気が下がった感はあるが、それ以外の期間って割とゆるやかな下り坂って感じだったからなぁ(※あくまで庶民目線の話ね。投資家や企業はまた別よ)なんで、バブル崩壊って言っても日本はわりかし浮かれてたし、95年に就職戦線が急激に買い手市場になった際に夜のニュース番組に出てた96年卒の子が『俺たちは不況1期生として頑張るぞー!』とか寝言を叫んでいたが、確かに95年でカクン!と景気は悪化したが、実は93卒から買い手市場化は進んでいてだな…、お前らが初年度ちゃうぞ。大丈夫かお前などと思ったものだ。
…う〜ん。壮大に脱線した気がするwまぁそんな訳で就任して速攻で選挙して大敗してそのまま退陣して記録と記憶に残る形で負け戦が歴史に刻まれるのは絶対イヤだろうなぁ。せめて69日は超えたいし、出来れば年内一杯持たせて3ケタに乗せてからやめたいよね。尚、10月1日に就任したので、短命首相ランキングで言うと乗り越えるのはこの日
1位:東久邇宮稔彦(54日)※11月24日
2位:羽田孜(64日)※12月4日
3位:石橋湛山(65日)※12月5日
4位:宇野宗佑(69日)※12月9日
5位:林銑十郎(123日)※来年2月1日
2月かな?w正味な話、現況の石破政権という泥舟は進むも修羅、引き返すも修羅だからそれならなりふり構わず前に進めようって思うわなぁ。もちろん、それは過去の石破さんの発言と照らし合わせて批判されたり、潔くない!って罵られても仕方ないのだが、先程触れた羽田内閣だって、成立した初日から短命臭がしまくってた(※6つも7つもの党がムリクリ連立して、その中には社会党もいてって誰が長期政権になるだなんて思うものかw大体先代の細川内閣が似たような連立政権で1年持たずに最後グダグダで辞職したしね。)が、半年持って解散してたらここで取り沙汰されることもない訳だから、そこは避けたくなるよね。俺も石破さんの立場ならそう思うけど、でもさすがにこの対応は悪手だよなぁ。実際今後どうする気なのか。来年夏には参院選もあるし、本人は就任即選挙だったからまだ首相らしいこともあんましてないのもあるんだろうが、最低でも3月までには決断してもらいたいものだ。
てか石破内閣退陣後のクイズ番組とかで『問題:首相就任直後に奇襲選挙を仕掛けたものの惨敗し、その後イミフな悪あがきをした後に念願の首相の座を明け渡して歴代1位の短命首相になってしまったpgr極まりない前首相は誰?』なんて問題が出されたら国家権力でその番組潰したくなるだろうなぁ。てか実際に来月にあるだろう首班指名はどういう展開になるのやら。
あとまぁ、今回やたら白票自体が親の仇かくらいにヘイトを集めまくってたな。まぁ別に俺も白票に意味なんてあんまないと思ってるけど、政治に興味がなかったり政治家への信頼がゼロに近くて選挙に全然行かない人に『とりあえず、選挙に行って白票を投じてみよう?それなら誰の票にもならないから』って言って、まず選挙に行って政治に興味を持たせるステップとしての白票に関してはあってもいいんじゃないかな?てか政治に全然興味ない人に『国民の義務だから!勉強して候補を選んで選挙に絶対行け!』なんて言われたら今まで以上に行きたくなくなる人も多いだろうし、なにより政治に興味ない人にとってはハードル高いんよ。まぁヘイトを集めまくったというより、とある勢力を応援する人が…、おっと誰か来たようだ。なので今日はここまでにしとうございます。
…まぁ今回はこんな感じで。( °〜°)ノシ