1月27日(金) 午後4時過ぎ鳥取地裁32号法廷の傍聴
高木正則さんの第7回公判が開かれた。
朝方までに降り積もった雪が40センチ、除雪された車道と違い
降雪に慣れていない東京の田舎人には、歩道に積み上がった雪道は、
まぶしく新鮮で童心に返った心持ちであった。心許ない足下が気になって
不格好な姿ながらも無事地裁に着くことが出来た。
さて、民事裁判の実質的な審議は、法廷外の別室で、進行協議などを通じて行われている場合が多いようである。当公判も、高木原告は毎回のように、ハンセン病患者や家族に対して、国や鳥取県が如何に不見識きわまりない事をやってきたか。また一方的に偏見差別を助長するばかりで、その下で苦しみ続けて来た非入所者やその家族や親族については、何一つの対策もなく、苦境を訴えても、役所の縦割り行政の常套手段である、たらい回しだけが繰り返されるだけであったことを角度を変えて訴え続けている。また、当公判のような事例に対しては、ただ役所側は、時効を待っているだけだったのではないのか、と皮肉混じりの主張は面白かったが、果たして厚顔の官僚さん達に、どこまで真意が届いているのか。
担当の弁護士さんによると、次回以降に国側がやっと反論を準備中とのことであり、来春には結審の見込みであるとの情報が上がっている。
鳥取県が全力で荷担した「無らい県運動」の是非が、初めて裁判に問われている事案であり、勝訴となれば、どの観点から見ても全国の地方自治体の関係者の心胆を寒からしめること請け合いであろう。
また、ハンセン病の非入所者の遺・家族が国と地方自治体から被った被害を、個人で初めて裁判に訴えた裁判史上非常に重要な意義のある裁判だ。
精神的、経済的に計算不可能なほどの人生被害を受けながら、ほかの親子・兄弟姉妹、親族が、いまだにそろって一言の声も発せられず、人間としての尊厳すら踏みにじられ見下されたまま、これまで法的な人権回復も得られず、偏見差別が収まらない状態が放置されている中で、母の無念さを一身に受けて、まさに孤軍奮闘して来られた原告の姿を、私たちは現代のドンキホーテにしておいて良いのだろうか。
いまだ、全国のハンセン病弁護団・原告団・全療協の全面的な支援が得られないのが不思議なぐらいである。
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今後とも読者の皆さんにご注目を頂いて、出来得れば全国から、心ある傍聴とご支援を頂くことが出来れば、原告共々関係者・支援者一同、望外の喜びであります。裁判記録等の記事は個人情報が含まれるため、限定公開にさせて頂いております。詳しい情報をご覧になりたい方は、アメンバー登録申請をして頂き 承認を得てから限定公開記事にお進み下さい。ご面倒をお掛けして誠に恐れ入りますが、よろしくご了承のほどお願いいたします。なお、その場合でも記事の印刷等はご遠慮下さいますように、重ねてお願いいたします。
高木正則さんを支える会 担当: 川辺
※ 次回以降の公判予定日
11月7日(水) 13:15 より
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高木正則さんの第7回公判が開かれた。
朝方までに降り積もった雪が40センチ、除雪された車道と違い
降雪に慣れていない東京の田舎人には、歩道に積み上がった雪道は、
まぶしく新鮮で童心に返った心持ちであった。心許ない足下が気になって
不格好な姿ながらも無事地裁に着くことが出来た。
さて、民事裁判の実質的な審議は、法廷外の別室で、進行協議などを通じて行われている場合が多いようである。当公判も、高木原告は毎回のように、ハンセン病患者や家族に対して、国や鳥取県が如何に不見識きわまりない事をやってきたか。また一方的に偏見差別を助長するばかりで、その下で苦しみ続けて来た非入所者やその家族や親族については、何一つの対策もなく、苦境を訴えても、役所の縦割り行政の常套手段である、たらい回しだけが繰り返されるだけであったことを角度を変えて訴え続けている。また、当公判のような事例に対しては、ただ役所側は、時効を待っているだけだったのではないのか、と皮肉混じりの主張は面白かったが、果たして厚顔の官僚さん達に、どこまで真意が届いているのか。
担当の弁護士さんによると、次回以降に国側がやっと反論を準備中とのことであり、来春には結審の見込みであるとの情報が上がっている。
鳥取県が全力で荷担した「無らい県運動」の是非が、初めて裁判に問われている事案であり、勝訴となれば、どの観点から見ても全国の地方自治体の関係者の心胆を寒からしめること請け合いであろう。
また、ハンセン病の非入所者の遺・家族が国と地方自治体から被った被害を、個人で初めて裁判に訴えた裁判史上非常に重要な意義のある裁判だ。
精神的、経済的に計算不可能なほどの人生被害を受けながら、ほかの親子・兄弟姉妹、親族が、いまだにそろって一言の声も発せられず、人間としての尊厳すら踏みにじられ見下されたまま、これまで法的な人権回復も得られず、偏見差別が収まらない状態が放置されている中で、母の無念さを一身に受けて、まさに孤軍奮闘して来られた原告の姿を、私たちは現代のドンキホーテにしておいて良いのだろうか。
いまだ、全国のハンセン病弁護団・原告団・全療協の全面的な支援が得られないのが不思議なぐらいである。
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今後とも読者の皆さんにご注目を頂いて、出来得れば全国から、心ある傍聴とご支援を頂くことが出来れば、原告共々関係者・支援者一同、望外の喜びであります。裁判記録等の記事は個人情報が含まれるため、限定公開にさせて頂いております。詳しい情報をご覧になりたい方は、アメンバー登録申請をして頂き 承認を得てから限定公開記事にお進み下さい。ご面倒をお掛けして誠に恐れ入りますが、よろしくご了承のほどお願いいたします。なお、その場合でも記事の印刷等はご遠慮下さいますように、重ねてお願いいたします。
高木正則さんを支える会 担当: 川辺
※ 次回以降の公判予定日
11月7日(水) 13:15 より
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