去年の4月から通信大学生となり、大学の心理学が他の心理学と、どう違うのか?が少し見えてきたので書いてみようかと思います。
大学の心理学(臨床心理士、公認心理師、認定心理士なども含む)は、学術論文や参考文献(教科書)に基づいた心理学です。
論文とは、
【学会で認められた研究内容であり、なおかつ、その論文を読んで、論理的あったり数値で表したりして納得できる内容であり(心理学専門的には信頼性妥当性が大切になります)、それが日常生活で活用できる内容だと、世の中で広まり、活用できる論文として多く活用されます。】
だいたいの論文は、学会で審査を受けるので、心理学で言えば、信頼性、妥当性の確認はされていると思います。
論文といっても色んな論文があるので、学者や論文を活用する人はその論文が主観ばかりではないか?信憑性はあるか?偏った内容ではないか?などの視点で確認し読むことが大切とされています。
なので「心理学は化学である」と大学では伝えられています。
では、民間の心理学とは??という話しですが・・・・・
これは一概にはいえませんが、多くの心理カウンセラーという方々(まだ大学を卒業していないので私も含め)主観的なお話しが多いと思われます。
もちろん、大学の心理学と同じような学びをして活動されている方もいるし、実際大学で学んで活動している人もいます。
そうではない人は、偏ったお話が多い印象にあります。(ビジネス心理学になっているのが、どうかな?と思う事があります)
それはあなたの思い込みの話しではないですか?という事だったり、それは極端な話しではないですか?などという印象です。
知識だけに注目すると、大学の心理学と民間の心理学の違いはそんな風に見えます。(ブログに書くのは知識が多いですからね)
ただ、私は大学院には入学していないので、大学や病院の臨床の場を知らないし、民間の心理カウンセラーと出会って世界が変わったので、
「民間のカウンセラーが全てダメか??」と聞かれれば、ハッキリ「ダメです」とは言えない部分があります。
カウンセリングという場面では素晴らしいカウンセラーはいるのだと思います。(私は民間のカウンセリングを受けて世界が変わっていますから)
だから、必ずしも、「素晴らしい知識=素晴らしいカウンセラー」ではないんだろうな~~というのが私の印象です。(メタルクリニックなどを受診して不満を訴える人が結構いるので)
「じゃー知識だけではダメで、カウンセリングだけで心理療法的に良いんですか??」
と聞かれれば、「それも、どうかな~~??」と思います。
何故なら、カウンセリングを受けて世界は変わりましたが、今思えば、今思えばの話しです。
あの頃の私はまだ自己否定していたと思うし、人に左右されて辛いことがあったし、見捨てられ不安もあったので、パーソナリティ障害な感じだったと思います。
大学で学ぶことで、さらに世界が変わったというか、考え方がラクになりました。
「なんでもアリ」と思えるようになりました。
だから、自己否定もゆるくなっているし、人に左右されている事に気づけるようになっているし、自分で選択するようになりました。
これは、大学という場に出会えたのと、息子の少年野球のチームに出会えたことも大きかったです。
少年野球チームでは、子供を通して私を仲間として受け入れられた感じがして、世界が広がった感じがして学びが大きかったです。
なので、大学で知識を得ながら、少年野球で実践していた感じでラクになっていると思います。
と、言う感じで今は、自由に過ごしています。(人には色んなカタチの幸せがあると思えるようになりました)
大学で学ぶ知識も大切だし、臨床(カウンセリング)を大切にすることも大切だと私自身は思っているので、どちらを否定したり、どちらかを良い悪いで判断したりする気持ちはありません。
私の実体験として伝えているだけです。(少し大学で学んでいるので知識を入れながらお話ししています)
大切なことは、クライエントさん、相談者さんは、色んな気付きを得ながら自分のモノにしていくことが大切で、
信頼できる、「この人となら前を向いて歩けそう」「この人に話しを聞いてもらいたい」「この人のカウンセリングを受けたい」という気持ちを大切にして選択していくのが大切だと思っています。
もっと簡単に言うと、「目的を持って色んな場を経験することは大切」と思っています。
大学の心理学も民間の心理学も短所長所はあるのだと思っています。
それを上手く利用できるようになると世界は大きく変化していく。
私はそう思っています。
「大学の心理学とは?」を伝えながら、民間との違いを書いてみました