夏至の頃に知った「キャンドルナイト」というイベント。
試しに参加してみたら、
楽しく、心地よいひと時を過ごすことができた。
一夜限りのキャンドルナイトを何度か過ごしてみたけれども、
秋の気配を感じる日の晩を最後にご無沙汰していた。
気がつけば、もう10日もすれば12月。
久しぶりにロウソクに火を灯して、
晩秋の夜を過ごしてみることにした。
もう冬も間近。
毎日、随分冷え込みが厳しくなっている。
そんなこの時期にも、時折穏やかな、暖かい日が訪れる。
小春日和。
この言葉に触れていつも想いだすのが、
大塚博堂さんの「インディアン・サマー」。
※試聴はこちら
「インディアン・サマー」・・・
日本語の「小春日和」に相当する言葉。
♪またひとつ季節が 変わって行くね
♪風の絵筆が 都会(まち)を塗りかえる・・・
ちょうど今ごろの季節だろうか。
♪幸せかい そばかす君
♪今は陽気な ミセスだってね・・・
想いを寄せていた人のことを風の便りで耳にしたり、
何かの拍子で思いだすことがある。
逢いたい、なんて思わないけれど、
それでも、
”どうしているだろうか?”
”幸せだろうか?”
つい思ったり。
”余計なお世話・・・”
なんて言われそう。
それは、その通りなんだけれど、
たまにそっと想ってみるぐらい、いいじゃないか。
♪たしか君から 教えてもらった
♪こんな日は”インディアン・サマー”
♪と言うってね・・・
何気ない会話の中に出てきた言葉が、
記憶に強く刷り込まれていることがある。
その言葉はその人との想い出そのものと言っていい。
言葉だけではない。
映画女優。
画家。
あるいは趣味だって。
ラベンダーの香りがするローソク。
今宵はこの香りにつつまれて眠りにつくことにしよう。
そして、ささやかな夢を見るまでの間は、そっと想ってみよう。
”幸せかい そばかす君”・・・