司法試験から2週間経ちました。


遅ればせながら受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。


といっても、今の時期は公務員試験を受けている人もいると思いますし、何より短答の合格発表前で落ちつかない日々をすごしているものと思います。


司法試験の勉強は、今はまだいいですが、落ち着いたら是非再開したいところです。


再現答案は、是非作りましょう。
予備校や出版社の某書院が、有料で買い取ってくれます。
7科目で1万~2万位にはなるので割の良いバイトになります。
ちなみに合格した後の再現答案は、価値が上がって某書院で6万円くらいになります。

それ以上に、再現答案は、落ちたとき自己分析の最良のツールになります。
今年1回目受験の人は、まだ自分の伸び代を感じることができていると思いますので、無理強いはしません。
是非作るべきなのは、2回目受験以降の人です。
複数回受験の人は、勉強のやり方も固まってきているはずですし、勉強時間も十分投下しているはずです。
ダメだとしたら、勉強不足以外の原因であことが疑われます。
つまりは、変なクセがついているということです。
変なクセがついてないか、確認するツールが再現答案です。
しかも、当年度合格者は問題を理解しているので、予備校添削よりも的確なアドバイスを受けられる可能性が大きいと思います。
再現答案を作らず、不合格を繰り返すのであれば、やる気がないと思われても仕方がないくらいです。合格のために、一番効率の良い方法から逃げているのですから。

6月になると本試験の記憶も薄れてくるかと思いますが、まだ間に合います。1日なんとか一科目でも頑張って作りたいところです。


さて、合格発表までの勉強ですが、個人的には、判例百選の勉強をオススメします。
演習問題を解くのもいいですが、個人的な経験からすると身がなんとなく入らないですし、発表後問題演習はどうせします。

百選判例は、受験上知っていて損がないですし、修習行ってから役に立ちます。

個人的には、修習を見据えると、民法、刑法各論あたりを、優先して勉強すると無駄がない気がします。
次は、民訴、刑訴あたりでしょうか。
ちなみに、公法は、修習に行ってからほとんど使う機会がないので、とりあえず放置でよいと思います。

最初の受験の年は、何故か修習や実務を見据えて民事執行法とか家族法を勉強したりしていましたが、ほぼ意味なかったです。落ちたからといのもありますが、今に至るまでその分野の扱いは皆無でした。

二年目は、前年の反省を生かして百選ゼミを組んで、百選を潰してました。これは、合格に役立ちましたし、修習でも役に立ってます。

最後の年は、治験バイトで荒稼ぎしながら、三倍速インプットを聞いたり、百選のゼミをしたりして過ごしました。こちらは、合格したので、結果としては、無駄な努力でしたが、修習の役にはたっている気がします。


最後になりますが、司法試験の受験生は努力家が多く、頭の回転が速い人が多いので、9月になってよーいドンでスタートしても、前との差は詰まりません。大体9月の時点の順位差のまま、上が抜けて行く傾向があるように思います。
なので、劣勢にある人が翌年合格するためには、今から発表までの時間が極めて大事です。

今まで、リアルの知り合いやブログを見てきての話ですが、合格した人のうち、短答に落ちた人や、4000番台から翌年合格した人は、今の時期に猛勉強して、9月の時点で差を詰めていた人ばかりでした。4000番のひとが何もしないで、9月を迎えると、翌年は上の1500~1800人が抜けて2200~2500位で終わるという悲しい思いをする恐れがあります。もちろん、そんな単純計算できるものではないのですが。


まだまだ、気持ちに気合が入らないとは思いますが、受験を続ける意志があるのであれば、気を抜かず勉強を続けてみてください。

きっといいことがあるはずです。



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