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来週から、本格的に勉強量を増やす。口ばかりはイク無い。


現在、敗因分析中。備忘録です。



今年の戦略の軸としては、民事系、倒産でそれぞれ150点、50点、公法とをそれぞれ90ずつ位取り計380点くらい取る事を目標に、民事系に時間を突っ込んで勉強して来た。勉強量がそのまま点になる民事系で点をとる作戦だったが、全国の受験生の民事系の実力はそんなに低くはなく、見通しが甘かった。結果が帰って来てみないと分らないけど、民事系で見込んだとおりの点数は取れていないと思う。
来年の戦略としても、民事系でリードを取って、公法、刑事でそれなりに守るっていう戦術にしようとは思っている。合格を確実にするっていう点では、失敗しても、40点は切らない力をつけることが大切だとおもう(今年も思っていたけど、それが結構難しかった)。とりあえず、論文試験での現時点、成績が出る前での思い当たる敗因を忘れぬうちに書き出す事にしたい。

全体:
①問いに対して形式的に解答する姿勢の欠如
例えば、「当否を述べよ」と聞かれているのに、「違法である」とか、書いていてしまった。形式的に問いに答える姿勢が欠けていたと思う。形式的に問いに答える事は、簡単な問題や、問いかけが一つだけの問題では、誰でも問題なく出来ると思う。しかし、問題の難易度が上がったりすると、問題の検討に一生懸命になるあまり、問いに答える姿勢が薄くなってしまう。また、問いかけの数が多いと頭が混乱して、検討事項を落してしまったりする。誘導の中に問と同様の意味がある場合もあるから、これを落さない事も大事だった。
 こういったことに対処するには、問題の検討開始する前の段階で、形式的な答を、問に書き込んでしまうのがいいと思った。たとえば、上の「当否を述べよ」という問題に対しては、問題をみた段階で答えは、「妥当である」「不当である」のどちらかであるのだから、問題の検討始める前に、答えについてのメモを取るという対策を取りうると思う。

②筆力不足
 答案練習では、公法民事5枚、刑事6枚くらいは書けていた。しかし、本試験では、なんと1枚近くも実際に記述出来る量が減ってしまった。本試験では、答案練習と違って、迂闊なことは書けないので、慎重になるあまり枚数が減ってしまったのだ。枚数が減ると、書きたい事のどれかを削らなければならない。今年は、民法の設問2、3や、民訴の設問2で、記述枚数を考えて、検討事項を絞った。そうしたら、削った部分に重要な事項が含まれていたりして、後日後悔することになった。受かった友人には3、4枚で受かっている人もいるが、削った内容を補う程の論理性を答案に示すなどの方法で実力があることを示していたようだ。そう考えると、論理性の高い文章を書く力が大した事がない自分は、他の人がしっかり検討するであろう事項を削らず検討する筆力が必要なのだ。そうすると、本試験では、最低でも、5、6枚は常に書く力をつけたい。本試験では、かける枚数が減少する事ことを計算に入れると、答案練習の段階では、6、7枚平然と書いて来る筆力を鍛える必要があると思った。
 そのために、先ずは素早く法律文章が書けるほど使える法律知識を研鑽して行く。また、答案構成の時間と量を節約する。とにかく字を書くスピードを高めることを取り組んで、一枚程度の筆力強化に励もうと思っている。

③論理的思考力の不足
予備校の答案練習では、「何を書くか」が大事だけど、本試験では「どう書く」かが大事だと思う。ということは、うすうす分ってたんだけど、論理的に矛盾無く分かりやすい文章を書くって、法律の力とも深く関わっていて、伸ばす方法を具体的に知るのは難しい感じがする。とりあえず、今度合格者の友達に聞いてみようと思う。

④直前期の択一量が多かった
家族に不幸があり、勉強出来ない期間に択一の力が劇的に下がった。お陰で、4月以降に択一の勉強に勉強時間の半分以上を当てるはめになってしまい、全国模試の復習とか山あて的なものに使う時間あまりとれなかった。もう少し早めに択一を仕上げきっておく必要があったと思う。ひとまず、あまり勉強しないでも240くらいのスコアが取れるような力をつける事が、直前の論文対策を効果的に進める上でも大切だと思った。その意味では,年内に択一をある程度やりこむ必要がある。




各科目
憲法:今年は、重要判例を理解したり、暗記したりというところに力が取られて(しかも不十分)、主張、反論形式の論文に対する対応が後手に回っていたと思う。出来たら、ゼミを組んで、木村草太先生の急所と過去問で、ある程度納得した答案のスタイルを固めたいと思う。


行政法:事例研究行政法の書き直しをしようかな。とりあえず、今年の本試験ではそれなりに手応えがあったが、今年の問題は書き易かった。むしろ、去年のような分け分からない問題でも、しっかり守れるように知識実力をつけることが大切かと思う。事例研究行政法の解き直しを検討中。

民法:今年のような現場思考の問題には、積極的な対策って出来ないような気がする。それより、去年のような問題とか、今年の設問3とかで書き負けないように、力をつけて行きたい。旧司法試験の問題をとくことを検討中。

商法:多分来年も、難しいことを想定した方が良さそうだ。今年は、難しいとは言っても、利益相反を落したりして、他の受験生に差を付けられてしまったように思う。今年は、択一に対応しようと思って、細かい条文知識をつける事ばかりに気が取られて、事例に対する配慮が欠けていた。そこで、今年は、基本的な原理原則を抑える事と、事例への反応を高めて、失敗するにしても周りと同程度に止めるようにしたい。検討していうるのは、事例演習教材会社法

民訴:個人的には得意なつもりだったが、設問1は上手く書けていない。理由をつけて分かり易くことと、設問2、3のような典型問題が出た時に書き負けないように準備する。藤田の解析で旧司の問題を解いて、答案化することを検討中。他にもいい本があるから、迷う。

刑法:今年は、犯罪落しは少なかったが、一つ一つの論述の充実度が、低い。ある程度、典型的な問題への対処法を具体的な問題を通して、固めて行くべきだった。また、来年は総論が来そうなので、対策は怠れない。現在のところ、事例研究の答案化と、事例演習教材(構成のみ)を検討中。また、前田の250を年内に潰す事を通して、判例の理解を深めたい。

刑訴:今年は設問1で大失敗。理解度が低い科目だと思う。また、伝聞もあまり得意のでないので、今のうちに重点的にやりたい。古江本を検討中。刑訴百選か前田判例ノートを潰したい。

以上の内容を年内に出来たらということを漠然と発表前は考えていた。これから、成績がかえってきたり、合格者の話を聞く中で、課題自体の修正や、取り組み方をかえて行きたい。目的意識をなく何となく、皆がやっている問題集を潰していると、欠点が補正されないまま、来年の本試験をむかえることになりそうで怖い。