「自分のひいきのチームに有利な笛を吹くのがいい審判だって?
そんなことをもし本気で考えてる人がいるとしたら
その人にはコイントスだけ見て帰ることをお勧めするよ。
そんな人たちにとってはゲーム内容なんてどうでもいいんだろうから
人生の無駄遣いをするなと忠告してあげたいね」
<イングランド/ティム・ニコルスン>
「サッカーに勝利だけを求めるのなら
サッカーなんて見ないでポーカーでもやってた方が
よっぽどマシじゃないのか?」
<スコットランド/ジャック・ヘンマン>
「サポーターからのプレッシャーなんて気にならないさ。
ルール・ブックにそんな言葉は載ってないからね」
<ブラジル/マウリシオ・アルベルト・ボッフ>
「もし私より監督や選手たちの方がルールを理解してると言うのなら
私は今すぐにでもレフェリーをやめる覚悟はある」
<ドイツ/イェーガー・グレフェンベルグ>
「私は闘牛士をやってたことがあるんだ。
ついにマタドールにはなれなかったがね。
それに比べたらサッカーの審判なんて楽なもんだよ。
言葉は通じるし、もし言葉が通じなかったとしても
カードの意味は理解してくれるからね」
<スペイン/アントニオ・アルモドバル>
「審判が吹く笛の音は、満員の観客のブーイングより
何百倍も大事ってことさ」
<オランダ/ヘンドリック・ファン・ブローケレン>
「サッカーは完璧なプレーだけから成り立っているわけではない。
われわれ審判にもやはりミスは出てくる。
もし選手がサッカーをプレーする中でミスをすることが許されないのであれば
その選手は競技する種目を変えなくてはならないだろう。
審判に関してもそれは当てはまる」
<イタリア/ピエルルイジ・コッリ-ナ>
「審判としての私の一番の屈辱はサポーターのブーイングなどではない。
十ニ歳になるひとり娘が私の担当する試合を見ずに
家でテレビゲームに夢中になっていることさ」
<アメリカ/イアン・リールマン>
「あまりないことだけど、
時には命をかけて笛を吹いている気持ちになることがあるよ。
ここで審判をやっているってことは
それだけの覚悟があるんだってことを
少しは理解してもらいたいもんだね」
<アルゼンチン/アグリスティン・コスシア>
「どうしてそんなことを聞くんだ?
誰からも好かれないばかりじゃなく
時には、いや、往々にしてだな。
往々にして憎まれることのある審判をしているくらいなんだから
サッカーを愛してるに決まってるじゃないか!」
<コロンビア/オズワルド・カルドナ>
「ミスを犯さない人間は
生まれていない人
死んだ人
何もしない人の3種類だ」
<エクアドル/バイロン・モレノ>
「私の場合、正しいジャッジを教えようとしているので
必然的にカードを出す回数が多くなる。
経験があるのでイエローを出さないでコントロールすることもできるんだが
審判の育成を考えた場合、出すべきカードは出さないといけないからね」
<ニッポン/レスリー・モットラム>