大人になるって、我慢したり、人に合わせたり、上手く誤魔化すことじゃないと思う。

自分の気持ちに正直になって、時にはぶつかったり、失敗したり、反省したり。

弱音を吐くことだってあるし、誰かを頼ることもある。

自分のことだけじゃなくて、まわりを見渡すことができて、相手の立場になって自分の思いを伝えられるのが大人じゃないだろうか。

若者は、いつの時代も野心家であり、ナルシストだ。
また、そうであれば、必ずしたたかに挫折を経験し、嘆き苦しむ。

今、大人が若者に伝えるべきことは、努力すれば夢が叶うなんて幻想ではなく、努力しても報われないことの方が多い現実と、夢破れてもまた立ち上がるタフな心を持つこと、もっと突き詰めて言えば、自分という存在はこの世にたった一人しかいないという命の大切さだけだ。

小、中学生の死因の一位が「自殺」だなんて、あまりにも悲しすぎる。

そんな国に、明るい未来なんてない。