人間は、自然界に存在しないものを生みだし、そこに価値があると謳い、余計なものを造り続けてきた。
そして、今尚、作り続けている。
遺伝子組み換えは、その最たるものだ。
たとえ見た目に自然に見えたとしてもそれは、不自然極まりないものだ。
自然界の法則で生まれ得ないものを作り出してはならない。
自然の摂理の中で循環しないものを作り出してはいけない。
それは、叡智の結集ではなく、愚かな行為。
人間には理性というものがある。
研究や経済が進むにつれ、新たな発見や発明、新たな価値をひたすら永遠に求めるものと位置づけてしまうとこうした錯覚に囚われ、薬物中毒のように心も麻痺して理性も働かなくなる。
人間は、自然界に存在しないものを生みだし、そこに価値があると謳い、余計なものを造り続けてきた。
そして、今尚、作り続けている。
遺伝子組み換えは、その最たるものだ。
その発見や発明に欲を出すが余り、それが及ぼす弊害を知らずして、弊害の可能性を感じても事実を捻じ曲げ、弊害を知っても過小評価。
クスリもそうだ。開発を急ぐという事は、穴も多くなる。無理な市場投入を図る。様々な人体への影響から現代訴訟がこれだけ起きているのに、まるで素晴らしいことであるかのように刷り込み、まるで成果であるかのように称賛する。
地球に甘え、自然界に甘え、経済だけを優先し、やりたい放題の人間。
宇宙から見れば、自然界からすれば、ちっぽけな存在である人類。
人間は、自然界に存在しないものを生みだし、そこに価値があると謳い、余計なものを造り続けてきた。
そして、今尚、作り続けている。
遺伝子組み換えは、その最たるものだ。
遺伝子組み換えは、自然に反するものだ。人間の無知を恥じねばならない、傲慢を貫き通してはならない。