大阪発2人の教授が発表した論文を見てみたい。この記事は( http://rock-base-bath.seesaa.net/ )にも転記する予定だけど、同サイトの別記事もこの記事に関連する、説明を補足するものとなるので是非参照してほしい。


大阪市立大学教授の「疲労の原因は乳酸ではないのではないか」といった主旨の論文を発表したという。


乳酸は血行不良の一要因に過ぎず、それが全てではないと健康産業や医療機分野では既に考えられている。


その為、これまで「疲労の原因が乳酸だ」と決定づけていたのだとすれば、その視点が違ったというだけのこと。


仮に医科学的に唯一検証済みの結果として「疲労の原因が乳酸だ」という裏付けがとれていたということなら、それ以外に原因があった、医科学的には新たな検証結果が出た。ということになるんだろうけど、疲労感が乳酸だけが原因でないことは(健康産業や医療機分野では)一般に考えられていたことの裏付けが取れたということではないだろうか。


血行が悪くなれば、基礎代謝も落ちるし、新陳代謝も上がりにくくなる、自律神経&血液循環&ホルモンバランスが密接に関連して体温を維持している側面もあり低体温にもつながるから免疫力、抵抗力、自然治癒力も落ちる・・・この為、病気、肩こり、寝つき、冷え、ほてり、婦人病、美容、ダイエットなどあらゆる面で影響が出てくる、これらは、日常生活いわゆる生活習慣の改善と環境汚染の原因を解決することで著しく改善されるものだと考えられる。


後述のように脳に血液が巡りにくくなる原因はいくつかあり、血液循環が悪くなると血管の脈動が小さくなる、またはなくなるので脳が刺激されず機能が低下すると考えられるのではないだろうか?結果、脳の機能が低下したときに変化する物質があるのではないだろうか。


つまり、この論文では、前述のように論点が不足しているように思うし、それによって結論付けが違う方向にいってしまっている気がする。


「疲労の原因が乳酸」ということではないけど、つまり乳酸だけが、疲労を生むのではなく、他に様々な要因があって血行不良を起こすことにより・・・その結果「疲労神経回路」に変化がある。


ということなんじゃないのかな?


要するにこの不足と思われる論点を加えた場合わかることは、乳酸だけが原因となるのではなく、他の要因もあいまって脳の血行不良があった時に、どのような脳に係る変化が起きたかということなのではないだろうか。


だから、「疲労乳酸説」と並んで「疲労神経回路説」があるのではなく、「疲労乳酸説+α」の結果として「疲労神経回路説」が成り立つということではないだろうか。


また、大阪の国立循環器病センター教授がオランダの脳専門誌「ブレインリサーチ」のオンライン版に論文を発表したという。


マウス実験で意図的に脳梗塞を起こした状態にし、頭上のプレートから脳に電圧をかけることで症状が和らぐことがわかったというもの。


9000ボルトでは高すぎ、5500ボルト程度が効果的で6時間/日を6週間続けた結果との事。


認知症、アルツハイマーの改善などが期待されるのでは・・・。


高電位治療器もあるが、脳に(頭上から)電圧をかける事に意味があり、「記憶力向上などには、新たな機器の開発が必要だ」と敢えてくぎを刺しているそうだ。


でもちょっと待って。


脳に電圧をかける事が可能な(脳に電圧をかけても負担が少ない)事がわかったという事であって、それによって脳の血行がよくなる為に症状が改善したのだとすると既存の高電位治療器では脳に対応できないだけで、血液とともに微弱な電流が流れている事を利用して電圧をかけ血行不良を改善するという仕組みとその結果得られる血行促進については従来と何ら変わらないのではと考える。


それに「既存の高電位治療器では脳に対応できない」というのも微妙だ。


マウスと異なり、人体は長年の間の身体と症状の変化を伴い、血行不良が起こり、これに起因して脳梗塞やアルツハイマー、認知症・・・( http://rock-base-bath.seesaa.net/ )になりやすくなる事が十分に考えられる。


◎過度な運動、逆に運動不足による筋肉による血管の圧迫

◎生来の骨格や生活習慣上の姿勢による骨盤のズレによる血管の圧迫

◎日常生活(運動・食事・睡眠・休養)の不摂生などからくる疲れ、ストレスにより乳酸が溜まることで血液循環に影響。

◎悪玉コレステロールが血液中に堆積することで血液循環に影響。

◎環境汚染の中で生活を送っていることで血液中に有害金属を含む老廃物が堆積することで血液循環に影響。

◎年齢とともに硬くなる血管(動脈硬化)により弾力がなくなり、老廃物が堆積すればより血液循環への影響が大きくなる。


また、心疾患や糖尿病を含む腎疾患なども当然血液循環に影響を与える。


脳においては、頸動脈狭窄などにより脳に送られる血液量が減る場合もある。


これらだけをとっても実験段階で使うマウスと人体では条件が異なる。


脳は血液が流れることによる脈動で刺激されることも、活性化につながるのではないだろうか?


逆に血液循環不良だと脈動が小さい、もしくはほとんど脈動がないので脳への刺激も不十分となり脳の運動量も不十分となる。


また、血管と同様、身体中に張り巡らされている神経も筋肉や骨などによる血液循環に影響を与える条件で圧迫されることが考えられ、さらに血管圧迫以外の原因による血行不良で「血管が膨張し、広く神経を圧迫または、圧迫される可能性がある部分が広くなる、さらに動脈瘤、静脈瘤などの瘤が部分的に神経を圧迫することも考えられるのではないだろうか?


そうなると脳神経がこの状態にあった場合と脳内の血液循環との相互または一方が原因となり、度合いによって物忘れが多くなる、認知症、アルツハイマー、脳内の部分的な壊死、壊疽が起きると考えられないだろうか?


血行促進により血液循環がスムーズになると同時に身体をほぐしてくれる温浴などの身体を温めるという行為も先人達が教えてくれている「頭寒足熱」から頭は温めない方がいい、むしろ冷やした方がいいといわれている。


これは、脳に直接極度な刺激を与えてはならないという教えなのではないだろうか。


だとすると、マウスでは見られない食物の農薬や食品添加物、薬の有用成分以外の添加物、水や空気、大気汚染を含めた現代の生活環境で長年生きていることに起因する前述の例のような血行不良の原因が、実験に使ったマウスのように人体にも条件としてないのであれば、敢えて脳に直接電圧をかけずとも、脳に起こる症状の改善につながるのではないだろうか。


つまり、その条件下なら従来の高電位治療器でも脳の記憶をつかさどる部分の改善には十分なのではないだろうか。


とすると、生活習慣改善はもちろん、現在、自然界に存在しないものを作り出す過程で生み出されてしまう弊害である有害金属など不純物も一因となり破壊されてしまっている地球や自然環境を回復することで、その為には自然界に存在しない不純物を発生させる仕組みを撤廃することで、ヒトの健康被害もなくなるということではないだろうか?


今、世界がようやく動き出した低炭素革命は、その第一歩となる。


というわけで、今回の論文で明らかになったことは、


◎マウスの場合には脳に電圧をかけても影響が小さそうだ。

◎電圧をかけたマウスの脳では「BDNF」という神経を成長させる物質が増えていた。


という2点のみではないだろうか。


ただし、(9000ボルトでも5500ボルトでも程度に差はあれ)脳に電圧をかけた場合には体重が減る(喜ぶべき体重減ではないと思われる)事も同時に結果に出ているので「脳に電圧をかけても影響が小さい」という点にはマウスの実験段階であったとしても、まだ疑問が残るんだけど。。。