国会担当記者の議員オフレコ発言を漏らさないことが暗黙の了解となっている中、これを破った者がいたという。


それはさておき、最近のテレビ、特に各局ニュースには疑問が多い。


ワイドショーさながらに、ネタもないのに無理矢理、時間稼ぎをしているとしか思えない報道や特集ばかりが目立ち、特に全国放送の東京で17時から19時の民放ニュース枠はホントに必要なんだろうか?


枠をとってるからなんとしてでもやらなければ、というまるで官僚の年度予算遣い切りに似ている。


穴があくのも、他の番組中に中断して臨時ニュースが入るのも確かに頂けないかもしれないけど・・・。


さらに何か事態が起こるとニュースの出番だけど、どのチャンネルも同じニュースを流している。


さらに視聴率奪取のため、各局競争が熾烈を極め過ぎるあまり、流さない方がいいんじゃないかと思われるような他局よりきめ細かい、詳細まで解説してますみたいなニュースが最近多すぎるんじゃないのかな?


例えば、チベット問題に絡む聖火リレーのコース。


前にも触れたけど、世界各地であれだけ暴動が起きているにも関わらず、詳細なコースをわかりやすい地図付きで


「ここを走ります!」とか、


「このお寺付近では、暴動を恐れて木刀を店頭から撤去したそうです!」とか


「(住職まで肌の肌理(きめ)が見えるほどハッキリと写して)このお寺では緊張感が漂っています!」とか


暴動を煽ってるわけ?って言いたくなるようなもの。


さらには、自殺や殺人に関するニュースも模倣犯を煽っているかのような詳細ニュース。


殺人なら、誰もがどこの地域のどの建物や周辺で起きたかハッキリわかってしまうような事も多い上、凶器に何を使い、どこで買ったとか、そこの店主に話を聞いたりとか、何箇所刺したとか何発撃ったとか、動機が何だったとか、普段の容疑者はどうだったのかを付近住民に聞きまわって事細かに報道したりとか。。


自殺に至っては、まるでどんな方法が流行っているのか告知しているかのように、練炭が・・・とか、その辺で買えるような日用品を混ぜて出た化学物質だったとか。。。


世界の戦争や紛争はまだしも、インターネットに漏れてしまうかもしれないとしてもインターネットを使わない人でも手軽に恐ろしいことがわかってしまうような犯罪や自殺の過剰報道しなければ、知り得なかったような情報を堂々としてしまう。


受信した情報をどうするかは受け手の問題でもあるけど、不要、無用な過剰な報道が多くないだろうか。


国民が事実を知る権利や言論の自由、報道の自由はあるのかもしれないけど、行き過ぎじゃない?


私たち先進国の人類は、往々にして自然に存在しないものを大量に作り出してそれが当たり前だと思い込みすぎている感があって、日用品の組み合わせで死に至るようなものが使う目的は全く違うにしても手軽に買えてしまうことも見つめなおさなくてはいけないんじゃないかな?


「手軽に買えること」ではなく、「自然に存在しないものを大量に作り出して使うのが何をおいても当然という感覚」を。


これも情報と同じで受け手の使い方に問題があるわけだけど、それと同時にそういうことを考える必要もあるんじゃないかな。


これに関わらず、それが、アレルギーの原因になることもあれば、血行を阻害する老廃物にもなり得たりするなど健康被害という影響や地球環境破壊につながっているという側面からして、尚更。