僕は、アルコール依存症です。
断酒は496日続いていますが、アルコール依存症が治った訳ではありません。
断酒を続けることは、アルコール依存症からの『回復』の手段で、何日も何年もお酒を辞めたからといって依存症が治るということもありません
断酒のモチベーションは、ひとそれぞれ
・社会生活が困難になるから
・家族のため
・自己肯定感が上がるから、などなど
アルコール依存者の集まりに参加すると、断酒継続が非常に困難なことだなぁとつくづく思う
ミーティング参加者は、同じ病気に苦しむ同胞のようなものだから。。。
ミーティングに突然来なくなったりするとメッチャ心配になるし、スリップした話を聞いいて自分の事のように落ち込んだりもします![]()
断酒ミーティングで特に危うく感じるのは、『家族のため』と話されてる方。
アルコール依存症からの回復には、家族の病気への理解と協力が不可欠であり、アルコール依存者はお酒を飲むためとあらば平気で「嘘」をつくことがあるし、何らかの「飲みたい」理由があってのことなのかもしれません
断酒の理由に『家族のため』と言う方は
スリップした時の家族への罪悪感や後ろめたさは、想像に難くありませんし、また、家族の方にとってもまた裏切られたと言う気持ちが強く、許すことも難しいものだと察します
家族のため。家族を慮った理由のように聞こえますが
裏を返すと家族への甘え。
家族は最後まで私を見捨てない。。。
という考えが透けて見えることがあります。
アルコール依存症は、脳の病気です
アルコール依存症の治療は根気強く断酒を続けること、断酒を諦めないこと、回復を諦めないこと、回復できると信じ続けること
回復は、本人がアルコール依存症であることを認め、断酒する決意を持たなければ、はじまりません
『家族のため』にご自身の回復を強く望む前に、ご自身がアルコールを断切る強い決意を持つことが大切です
ご家族の方もアルコール依存症という病気を、ご理解いただいた上で、辛抱強く回復を見守ってあげて下さい
因みに、アルコール依存症の回復のための断酒は、単身者には難しいと聞いたことがあります。
確かにアルコール依存症のミーティングに参加していてもご家族と暮らされている方が多いです
ても、一人だから『断酒』が出来ないという訳でもありません。
僕も一人でいるときでも断酒できてるし![]()
(因みに元パートナーは、アルコール依存症を理解する気も感じられなかったし、理解もしようとしなかったし、、、)
断酒の継続、アルコール依存症からの回復は、先ずは本人の『断酒の決意』
『何時いかなる場合に於いてもお酒とは縁を切ること』ではないかと日々感じて過ごしてます
