昔の遊女屋では階級を問わず、馴染み客が夜具一式を遊女に新調して贈ってくれた時は「敷き初め蕎麦祝い」というのがありました。
(多くは遊女から誇示・虚栄心のための無心だったそうです)
寝具一式が運び込まれた時、妓楼中の関係者一同に祝儀として(もり蕎麦)を振る舞う習慣があり、これを「敷き初め蕎麦」といいました。
寛保年間頃から始まったらしいのですが、「松楼私語」という古書に代金は三両二分と載っています。
当時の川柳に 「敷き初めは 蕎麦屋が いち早く知り」 とあります。
昔、歌舞伎の大入り袋(蕎麦袋)にも似通って面白いですね。
ご訪問有難うございます。
(そば・うどん)のボタンをクリックして頂きますと励みになります。
↓