愛媛県松山市で働く人事・労務コンサルタントのブログ

愛媛県松山市で働く人事・労務コンサルタントのブログ

愛媛県松山市で、人事・労務関係のコンサルタントをしています。
今年で28歳。

『”大学・企業・行政”が一体となって、地域で貢献する人材を、地域ぐるみで育成する仕組みを作っていきたい』

そんな事を大マジメに考えながら、日々の業務に取り組んでいます。

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今回の地震、津波、原発事故関連、本当に凄いことになっていますね。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


僕は愛媛在住ということで、
幸いにも特に被害もなく、いつもと変わらない日常を
送らせていただいていますが、


テレビやインターネットを通じて被災地の状況を知れば知るほど、
こうして普通の生活を送れるのは本当にありがたい事なんだと感じます。


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けれども、被害の無かった地域だからこそ
やれることがあるだろうということで、

これからも継続的に、自分のできる範囲で
献血や募金を続けていくつもりではありますが、


結局、”自分は何屋か”を自問自答したときに、


会社の労務関係のコンサルタントをさせていただいている身としては、

料理も作れないし、人命救助や建設工事のスキルもない僕ですが、
やはり自分の仕事で何かのお役に立ちたいと思っています。


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そこで、何をするかを自分でも色々考え、
会社の上司や親しい友人にも相談した結果、

会社様に対し、普段セミナーや研修をさせていただいている
立場を活かして、


”会社向けのチャリティのセミナーを開き、受講料を全額日本赤十字社に寄付”

する事を企画しています。


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◆テーマ:
『もし地震や洪水等の自然災害に見舞われたとき、会社としてどう動くか』

・適切な社員さんの休ませ方、賃金の払い方
・見舞金の規程やルールの作成
・災害時に使える公的助成金の案内
・会社として適切な寄付の方法
・災害時を見込んだ就業規則の作り方

など、もし自社や関係先が災害に見舞われた時、
会社としてどう動いたらよいかを、人事・労務の観点から学びます。

また、参加していただいた方には、
『会社の災害対策、対応マニュアル』を無料で配布いたします。
(↑この辺りはどういう形にするかまだ未定)


◆日程:4月中旬~後半頃(今のところ20日(水)を見込んでいます)


◆受講料:10,000円(全額日本赤十字社の災害復興義援金に寄付します)


◆場所、定員:未定


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また、自分個人でやるのではなく、
色々な視点やアイデアを取り入れて、
本当に効果のある、よいものにしていきたいので、


『会場はここがいい』
『こういった内容を会社は必要としている』
『自分にはこんな事を会社に伝えることができるので、一緒にやらないか』


などのご意見がありましたら、
是非お寄せいただければ嬉しいです。


取り急ぎ、現段階で頭の中でまとまっている事を書き連ねてみました。


まだ、開催場所、時間、進行などは企画段階ですので、

関係先や協力していただいている方との調整がまとまり次第、
追ってご連絡いたします。

うちの職場では、自分が定期的に
お客様向けにメルマガ兼コラムを書いているのですが、

ふと師匠に「たまには日記のネタにしてもいいっすか?」と聞いてみたら、
「別にかまわんよ」との許しが出たので、

これからは時々、SNSと個人ブログにもアウトプットしていこうかと思います。


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◆英国の探検家アーネスト・シャクルトン卿は、
1914年、世界初の南極横断をするための冒険隊員募集の広告を新聞に出しました。
その有名な文面はこうです。


「至難の旅への男子求む。報酬わずか。極寒。暗黒の長い月日。
絶えざる危険。生還の保証無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」


何だかワクワクしてきませんか?
結果、この広告になんと5000人もの人が応募したといいます。


◆現代の会社の求人広告に置き換えると、
こんな感じでしょうか。


「至難の仕事に従事する社員求む。報酬わずか。激務。日を跨ぐ労働時間
絶えざる危険。終身雇用の保証無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」


ここまでやるとやりすぎかもしれませんが(笑)


◆シャクルトン卿はリーダーシップ研究の材料にされるほど
その後伝説的な冒険をしましたが、

彼が荒くれ男たちを見事に統率できたのは、
「なぜこの冒険をやるのか」「お前たちは歴史を作りに来たんじゃないのか」
という問いを、常に隊員たちにかけ続け、貢献意欲を湧かし続けたからです。


◆私が好きな番組の一つに「プロジェクトX」があります。
そこでの登場人物は、ただ報酬の為、会社の命令だからという訳ではなく、

『何かすごいものをつくってやる』『身近な大切な人の為に、誇れる事を実現する』

といった想いで仕事をしていた印象があります。


◆「ES(従業員満足)」の言葉の浸透と共に、
会社側の取組みとして、時短や福利厚生の充実等、

社員さんがより働きやすい職場を作っていく動きが
近年活発になってきています。


それはとても大切なことなのですが、
同時に「社員さんの心に火をつける」試みも、企業としてはより重視して欲しいものです。
<人模様>長続きする就職のために
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100724dde041070053000c.html

人事や採用の仕事に携わっている人だったら、、
『7・5・3の法則』を知らない人はいないと思うけど、

(就職後3年以内に辞める人の割合は、
大体 中卒7割 高卒5割 大卒3割くらいといった意味)

実際、自分もこういった現場に立って感じているのは、
「もっと酷い」ということ。

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まして中小企業の場合、新卒で入社して同じ会社で定年退職まで働く・・・
なんていう人は非常に稀な訳で、

※理由は2つ。
1)もともと中小企業の社員は大企業と比べて転職頻度が高い
2)新卒から定年まで40年近くも存続しているような中小企業は本当に少ない


だったら、
”自分はいつ今の会社から出ないといけなくなってもおかしくない”
事を前提とした、キャリアプランの作成もまたアリなんじゃないかと思う。

自分も過去を振り返って、何度か転職を繰り返した末に、
ようやく”天職”といったものに巡り合えた訳だけど、

この業界の特性上、いつまでも会社員としてではなく、
必ずどこかで独り立ちの選択を迫られるので、

(仮に会社員として残る選択肢を採ったとしても、
少なくとも”自分の飯の種は自分で稼ぐ”だけの実力は求められると思う)

あまり他人事じゃなくそんな事を考えたりもする。

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そう思って振り返ると、

就職”後”の支援って、就職活動や転職活動の支援と比べて
まだまだ手厚いとは言えないなと感じる。


仕事で、会社の社員教育や研修の講師なんかもやったりするんだけど、
いざ就職してからの教育って、会社の規模や業態、職種なんかで
本当にバラバラなんだよね。


もっと、企業や教育機関や行政の枠組みを越えた形で、
地域ぐるみで人が成長し合える環境があればいいなと思う。

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満足できるものが現状に無いとしたら、いっそのこと作ってしまうか(笑

30歳まであと2年しかないけど、
それまでに、環境づくりの種蒔きをできる限りしておきたい。


今までは、得た知識を自分の生活と仕事にインプットしてばかりだったので、
これからは、未熟なら未熟なりに、少しづつアウトプットの割合も増やしていこう。


そんな事を思う、28歳になってから10日後の夜でした。