ガイアの復讐 または地球温暖化
この夏は、暑かったのでというわけではないですが「ガイアの復讐」という本を読んでみました。著者は、ガイア仮説の提唱者でもあるジェームズ・ラブロック博士。地球を、自己調節する一つのシステムとして生きている生命体のように考えギリシャ神話の女神の名からガイアと名付けられました。しかし、このガイアにとって人間は病原菌のような存在になってしまっているというのです。二酸化炭素による地球温暖化はさんざん言われてますが状況は変わっておらずすでに、われわれは引き返せない地点を通過してしまったのではないかという懸念すらあるようです。人類は、たとえ滅亡はしなくても数十億の人口うち、生き残れるのはわずかばかりそんなSF映画みたいな事態がそう遠くない未来に待ち構えているのかもしれません。こうした懸念に疑問をむける研究者もいるし世界は温暖化対策にむけて動き出してるしまたLOHASなどの新しい価値観にもとづく生活への転換野動きもみれるしというような楽観視もありますがラブロック博士によるとそんな悠長なこといってる段階ではないようなのです。石油に代わる代替エネルギーとしては再生可能ななどといわれるバイオマスなどはもってのほか風力発電などもほとんど意味がなく現段階では、原子力発電に頼るしかないというのが博士の主張です。原子力発電は大丈夫なのか?私の場合でいえば、原発の知識はとぼしくマスコミからの情報で作られた危険なイメージがあるばかりです。しかし、博士は放射能の危険よりも地球温暖化の危険の方がはるかに大きいというのです。わたしをふくめ多くの人は地球温暖化は、じつはそれほど問題ではないという主張の本を読めばなるほどと思ってしまうかもしれません。しかし、映画「不都合な真実」でみられるような温暖化にともなう様々な現象は現実に着実に起きているわけです。『われわれの未来はエンジンが止まりそうなのも知らずにナイアガラの滝の上を静かに航行するちっぽけな遊覧船の乗客の前途にも似ている。』らしいですよ。