大学の「教授」とか 、研究所の「研究員」 のような肩書を持っている人の中にも、まだ温暖化を否定したり、温暖化問題を非常に軽く見ている人が、少なからずいるようです。 そんな人を見かけるたびに、肩書だけの、頭の悪い人物と、あきれる思いで見ています。
で、まずは、温暖化の簡単な説明を・・・
1.第一に、現在は、寒暖のどちらへ向かって進んでいるのか?
日本周辺や、先進諸国の気温を調べて、あまり温暖化していないと騒いでいるおバカな人が少なからずいます。そんなところを調べたところで、明確にはわからないでしょう。 しかし、素人でも比較的簡単にわかる方法があります。
中学~高校程度の科学で「熱は高温の所から低温の所へ伝わる」というようなことを習ったと思います。ですから、熱が流れ込んでゆく「寒い地域」を見れば現在の状況が明確にわかります。寒い地域には顕著な変化が出てきます。
地球上の、寒い地域の代表といえば南北の両極地と、第三の極地と言われるヒマラヤ、アルプスなどの標高の高い地域の雪氷、大氷河などがあります。
そこを調べれば、現在の地球が、寒暖のどちらへ向かっているのかがはっきりわかります。
2.極地の様子
現在、極地はどうなっているのか? 幸いなことに、日本の JAXA(宇宙航空研究開発機構) は以前から最新の観測機器を使用して極地の様子も観測し続けています。そして観測データも公開されています。 JAXA のデータでは、南北の極地の雪氷は過去数十年間、減少を続けています。
▼南極域の海氷面積が観測史上最小を記録
https://earth.jaxa.jp/ja/earthview/2022/04/28/6905/index.html
また、第三の極地(ヒマラヤ、アルプス地域)でも雪氷や大氷河が減少し続けていることもニュースなどで取り上げられています。
全ての極地で雪氷が減少しているということは
地球が暑くなっていることを示しています。
2.地球温暖化の 第一ステップ
「地球温暖化」という呼称に惑わされて、温暖化の問題を勘違いをしている人も相当数いるようです。「温暖化」だから気温が上昇すると思い込んでいるようです。最終的には気温が上昇するわけですが、温暖化の初期段階では、日本や他の先進諸国などの中緯度地域で、いきなり気温に大きな変化が出ることはありません。
地球上の寒い地域の気温には比較的大きな変化が現れますが、それ以上に顕著に温暖化が表れるのが「雪氷の量」です。
水と同様に、熱は温度の高い所から低い所へ流れるので、初めに雪氷へと流れ込みます。雪氷は大量の熱を吸収して次第に融けてゆきます。その結果、温暖化の第一ステップでは、雪氷は減少するものの、気温は殆ど上昇しないという事になります。
これが温暖化の初期段階・第一ステップです。 実際は、雪氷だけでなく、海(水)も大量の熱を吸収しますから、気温はなかなか上昇しないわけです。明確な気温の上昇が見られなくても、顕著な雪氷の減少が確認できれば、間違いなく温暖化が進行しているという事になります。
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