『知らんけど』って言葉が数年前に流行ってたみたいだけど、関西人の僕からすれば『?』って感じだな。


何がそんなに面白いんだ?


ネット上でもみんな事あるごとに『知らんけど』を殺し文句みたいに使ってるけど、それってただ『知らんけど』を面白がって使いたいだけだろ。


よしもとの芸人コンビ『ものいい』のネタで吉田氏が『違うか!笑笑』』みたいに何か笑いのキメ台詞みたいに使われてるように思ってる人が多いみたいだけどそうではない。


関西人は『知らんけど』って滅多に使わない。


それこそ話のオチとしてもあまり使わない。


全く使わない訳ではないけど頻度は物凄く低い。


笑かそうとして使う言葉ではないからね。


関西以外の人達は話の最後にキメ台詞のように付け足してオチにするのが面白くて流行ってるみたいやけど、関西人で話のオチというかキメ台詞として使ってるのは松本人志くらいだな。


ああ言うのは最後に一言付け足して笑かそうとしてるのが見え見えで逆に恥ずかしい。


松本人志はいろいろやらかしてる以前にそういう関西人ネタを全国ネットの番組で披露して笑いを取ろうとする時点で大阪の恥かも知れんな。


そういう松本人志みたいな感じで何の意味も無く『知らんけど』をキメ台詞みたいに使うネット民がメチャクチャ多い。


僕からすれば『またか』『こいつもか』って感じで辟易する。


『知らんけど』って言葉がそんなに面白いか?


関西人は相手を笑かそうとして使ってるのではなく、会話の中で意図せず無意識に出てくる言葉だからそんな言葉が流行語になる事自体が不思議なんだけどな。


それに『知らんけど』をどうでもいい話の中で使うのではなく少しだけ真剣な話で出てくることが多い。


例えば相談事だったり相手に何かアドバイスをする時だったり。


だから真偽不明のいい加減な話をして責任逃れのために『知らんけど』をキメ台詞みたいに言い放つのではなく、『知らんで、知らんで。(他の人は)知らんけど(俺は)たぶんそんな感じやと思うで。』みたいに自分の中ではこういう考え方やけど他の人がどう考えるのかは解らんから『鵜呑みにせず参考程度にして正しいかどうかは他の人の意見も聞いた上で自分で判断してや』って思わせるのが目的。


真剣に考えて話をしてるけど俺の考えが間違ってたらごめんなみたいな感じです。


決してキメ台詞として面白いから使ってるわけではない。


そしてそういう使い方をしている関西人以外の人に対して非常にイライラする。


関西人は自分達の言葉や習慣や文化をいじられたり貶されたり間違って使われるのが許せないんですよ。


そしてもし間違ってなかったとしても『ポッと出の関東人が関西人の真似をするな』と非常に理不尽な感覚で見ています。


なので、関東の人が真似してイントネーションがおかしい関西弁を使うのは凄くイライラして『エセ関西弁を使うな!』と非難します。


関西人は人情に厚く気さくな人が多いけど自分達の文化を汚されるような事に対しては本気で怒ります。


関西人は他県民が想像する以上にプライドが高いんです。


そして関東人を目の敵にしています。


そうです、実は関東(特に東京)に凄く憧れを持っているんですが、敵対心というか対抗心が先に出てしまって素直に関東への憧れを認められないんです。


なので関西人は関東の人に嫉妬や羨ましい気持ちを持っているということを理解して接してください。


関西人は口は悪いけど人は良いですよ。