「ガンダムGのレコンギスタ オフィシャルガイドブック」買いました。
既に売り切れてる店ありますね。
内容はマップと年表、特別対談、キャラ紹介、各話紹介、メカ紹介、スタッフインタビュー。
富野監督と評論家の宇野さんの特別対談が良かった。
小さい字がビッシリ(2万6千字)で驚いたけど。
対談は5/13にされたようで、BD・DVD用手直しの最中。
宇野さんは監督を好きな上、口が立つので監督の考えを上手く聞き出せててありがたい。
ただ、持論に当てはめて考える傾向もあるようで、時々監督もそうじゃなくてと返しています。
例えば宮崎さんの「風立ちぬ」は、監督は高く評価するが過去論だとしています。
だからGレコは未来への問題提起としたかったが演出がネックで、と続くのですが、議論はなかなか噛み合わず。
実写がCG(ファンタジー)とYouTube(現実)に分解され、アニメは実写への対抗心を失ったと持論を展開する宇野さん。
それに対し監督はユートピアや絶望を見せず、宇宙エレベーターの矛盾から始めて現実を見せ問題提起をするファンタジーを作り対抗したと語っています。
4時間半の対談の最後には噛み合ったようでもありますが。
その他だとキャラクターデザインの吉田さんのインタビューが面白かったかな。
監督の取捨選択ぶりとか。
なお帯の「地球は四角くない。」は何だか微妙。
第1話のアイーダの「世界は!四角くないんだからー!」からでしょうけど、あれはベルリの四角いレクテンが相手だからこそのセリフだと思う。
マップと年表、各種紹介もこの手のガイド本にありがちな感じで、もう少し緻密な物を見たかった。
でも対談だけで私には買いでした。