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PFPへの旅

ボクシングを中心にスポーツや世の中の様々なジャンルを大真面目に考えるブログです。政治経済からアングラまで、知りたいことがあったらコメント欄にどうぞ。

何という体たらく・・・。
力負けではない。戦術論でもない。ただただ精神的なものだ。

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アウェイなのに何のハンディも日本には無かったはずだ。政情不安からシリア本国では無く、ヨルダンという一応中立国での対戦だ。もちろん中東なので気候は相手に有利だったかもしれん。しかしシリアもヨルダンのその競技場での経験はそんなに無いはずで、グランドの未整備は言い訳にはならない。しかもシリアが前線に大型のターゲットマンを置き、固い守りからのロングボールというチームなら、あのグランドもシリアに有利に働くかもしれんが、そんなチームでも無い。
確かに日本はフル代表でも活躍する清武という大きな武器が無かった。だからと言って個々一人ひとりを見てシリアの一人ひとりに劣っているかというと、そんなことは無く、むしろ力は上だろう。では監督の技量を含む戦術の問題なのか?そんなことは無い。加茂みたいな絵空事の戦術を選手に押しつけるなら別だが、関口はちゃんと選手が理解できる戦術をやってきたはずだ。

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劣勢を作ってしまう要因はいくつかあるが、相手の力が上回っていることを除けば、たいがいが選手の精神的なものに因る。ボールを取られることを恐れ無理な体勢から雑なパスを出す、インターセプトが怖くて前線に送るパスの角度が徐々に浅くなる、攻め込まれた時に自陣で簡単にボールアウトする、などとにかくすべての動きが緩慢になるのだ。こういった積み重ねがルーズボールを拾われまくれピンチを作りだす。しかもマッチアップでチンチンにやられたわけでも守備網を崩されたわけでもない。一点目は入ったばかりの大迫のオウンゴール。これは責められんだろう。二点目もシリアサッカー史に残るスーパーゴールの類だろう。これも局面的には責められん。
要は緩慢な選手の動きが結果として負けに繋がったのだ。

まず大迫。鹿島の選手はだいたいが上手いだけの選手が多い。小笠原柳沢本山など上手いのだが気迫が足りないのだ。大迫も鹿島の悪い部分が出ている。一皮むけるには海外しかないだろう。

次に永井。実は俺はブラジルWCの切り札は永井ではないかと考えている。あのスピーキン西岡のようなスピードといい、チャンスをモノにする嗅覚といい、なかなか日本では生まれないストライカーが出現したという印象だ。
ところが今回弱点を露呈した。まずスピードがあるが故に体のストップが遅く、ボールを蹴る際に軸足が不安定でパスが雑なのだ。そしてスピードに絶対の自信があるが故に、細かい動きを覚えなったのだろう。止まっている場合の動きがダメで、パッサーが永井にボールを預けられないのだ。スペースに放り込むパスはいい。しかしサッカーでは前線の選手が器用な動きでボールを確実にキープ出来ないと、中盤や守備の選手が攻撃に行けないので、要は前線の選手がボールを失うと守らなければいけないので前線に上がれず自陣に留まってしまうのだ。それでもあのスピードと決定力は魅力だが。どっかにスピードもテクニックもあるアンリみたいな選手いねえかな・・・。

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とにかくこのままでは1996年のアトランタ以降、一回も逃したことのないWCや五輪の本戦出場を逃すことになる。何度も言うがチームが壊れているときの特効薬は監督交代だ。関口は良い監督だが、今回は結果論で更迭やむなし。良いサッカーをして負ければ監督交代は不要だが、クソみたいなサッカーをやった選手が一番悪いが、それを改善出来なかった監督の責任も大きい。

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お前ら、下を向くのはまだ早い!権田よ、戦いが終わったわけでもないのに泣くなんて誇り高き全日本ののユニフォームを着るのは100万年と14日早い!大迫永井よ、残り試合で10点取る位の気持ちでやらんかい!

とにかく一刻も早い監督交代とチーム再編を望む!俺は怒っている!!