GWも終わり
また我が家に日常が戻る
水曜日にはまた抗がん剤
金曜日にはハイパーサーミア
夫の闘いも再開される
GWは温泉旅行もした
陶器市に出かけ家族3人のお揃いのお茶碗を買った
秘仏様を見に行ったり
我が家に娘の友達が連日、来たり
私もランチ、夫は遠出と
ホントに充実したGWだった
夫は
GW前の血液検査で
少し炎症反応が高かったので
もしかしたら救急受診もあるかな
そう思っていたが
今回の連休はありがたいことに
病院には駆け込まず済んだ
今年のGWは
家族での時間が
とてもとても貴重に思えて
例年なら当たり前に
過ぎてゆくGWが
格別に貴重なものに思えて
それはなんだか少し切ない
娘の中学校生活は
嬉しいことに
順調で、カトリックの
私立女子校ということもあるのか
同級生、先輩達
ほんわかと穏やかな雰囲気らしい
学食も美味しい!と
喜んで通っている
最初は
私が大層ドキドキした通学も
慣れてきたよう
それでも
何回かはスマホで位置情報を
確認している私
夫は当然だが
体調の良い日
イマイチな日がある
早めに寝る日もある
今夜も少ししんどそうだった
普通に食欲はあったけれども
夫は健康だった日々には
きっともう戻れないんだな
それでもこのくらいの体調を
維持してくれて
気づいたら
10年くらいあっという間に過ぎて
私達と一緒にいてくれないかな、と
願ってしまう
夫はこの前、主治医に
『娘の高校卒業のあと6年は頑張りたい』と話したそうで
少し主治医は困ったように
苦笑いしていたそうだ
やはり6年という目標は
この癌でこのステージだと
かなり高い壁なのだろうな
それはもうどうしようもない現実で
医師はシビアなことも
伝えないといけないお仕事
私自身、まだまだ
不安でたまらなくなる日もあるし
まだ夫は50歳なのに何故…とも思う
それでも
家族3人で食卓を囲み
同じものを食べていられる幸せ
少し先のお出かけの予定を
考えられる幸せ
多分健康な家族には
当たり前にある幸せ
我が家には
それがもはや
当たり前じゃなくなった
その事実は思いの外、重く
私にのしかかっている