Skill20. リクエストをきく


コーチングをはじめたばかりの新米コーチが犯してしまうミスの
ひとつが、すべてのクライアントに対して同じスタイルのコーチングを
強要してしまうことです。

目標達成に向けてどのようなサポートを必要としているかは
クライアントのその時の状態によっても変わります。
ただ励ましてほしいときもあれば、鋭く突っこんでほしいときもあるし、
笑い話で盛り上がりたいときもあるわけです。

経験を積めばコーチの側でクライアントがなにを欲しているか
だいたいは察知することができるようになりますが、
それでも迷うときは多いものです。

だからクライアントのリクエストをきくことが大事になります。
「今日はどんなコーチングをしたらいいんでしょう?」
思い切ってクライアントにきいてしまうんです。

職場でも、どんなサポートを相手が欲しているのか迷ったら、
いっそきいてみるのがよいと思います。少なくとも「あいつのためだ」
とあいての思いこみで相手を苦しくさせてしまうよりはずっと、
「あいつ」のためになるでしょう。


ポイント 迷っているよりは、相手がなにを欲しているかきいてみる


<コーチングが人を活かす/鈴木義幸/Discover/より抜粋>


聞かずに見抜くというプロ中のプロが目標ですが
変な自意識のために聞かずに間違ったサービスになるのなら
コミニケーションの一つとしても素直に聞いた方がお互いのためですねえOK