今回は漫画を紹介します。


和泉かねよしさんが描いた、女王の花。全15巻、完結済みです。


時は紀元前、戦乱の世。
互いに勢力を争う4国のうちの1国、亜国に生まれた姫さま、亜姫《あき》。
彼女は姫でありながらも、母親が病弱で、また小国の出であったことなどから冷遇されて育った。
ある日、亜姫は胡人(異民族の総称)で金髪碧眼の奴隷の少年、薄星《はくせい》に出会う。
奴隷の身を亜姫に救われた薄星は、亜姫に生涯の心からの忠誠を誓った。
そして、2人は青徹《せいてつ》という名の商人から内密に技芸や武芸を叩き込まれながら育つ。
しかし亜姫が14歳のとき母親が毒殺され、亜姫と薄星は母親の実家国・黄国に人質として送られることに。
亜姫は、力をつけて亜国へと戻り母親の仇を討つことを誓うのだった…。


今までになく長くなりましたが、物語の始まりはこんな感じです。



主人公の亜姫と薄星、姫と奴隷の立場がありながらも深い絆で結ばれてる2人の成長、心の葛藤などが主に描かれています。

恋愛要素が濃いのは主に後半で、全体的には戦や仇討ちです

仇討ち、身分違いの恋、王としてのあり方…色々な要素が詰まっていますが、どれを取ってもひとつひとつ丁寧に描かれています。

絵については人それぞれ好みがありますが、とても丁寧で美しく、また可愛らしさもある和泉かねよしさんの絵、わたしは大好きです。

読んで行けば行くほど、最終的にどうなるのかは全く予想がつかず、どうなるのだろうとドキドキしながら読み進めました。

ラストは、ハッピーエンドかバッドエンドか。これも人によって捉え方は違いますが、わたしは切なくもすっきりした、幸せな終わりだったと思います。

ただただ都合よく終わる幸せな物語、という感じではないので何度も胸が苦しくなります。
しかし、まさに愛を貫き愛に生きたと言える2人の人生は、涙なしには読めません!

またひとりひとりのキャラクターが素晴らしくて、何度読んでも感動します。
むしろ1度読み終えてから再び読むと、たくさん散りばめられていたフラグひとつひとつに泣いてしまいます(笑)

クスッと笑えるギャグ要素もありつつの、最高の漫画です。