早速購入した『うさぎドロップ』、
眠る前に読んだら
毎度のごとく
頭冴えて冴えて
カオスカオスで
calm downさせようと
とりあえず寝室出たら
東京の、朝の、音がした
東京の、朝の、匂いがした
東京の、朝の、空気だった
空もグレーな曇り
市ヶ谷の、中野の、
あの空気だ。
叔父がまだ独身だった頃、
まだ実家に経済的余裕があったであろう頃、
年始は毎年、叔父の住む東京へ来ていた
めったに3人での娯楽なんて
なかったから
数少ない家族旅行の思い出は
東京であることが多い
大体朝早くから出かけてたから
泊まらせてもらった叔父の家から出るときは
いつもと違う、独特の
東京らしい、
朝の、
空気
空は何だか曇っていて、
静かなんだけど、小さい波動の音波があって、
地元ほど澄んではないけど、気持ちよく引き締まる大気、
そして、
あの匂い。
何だかちょっと、
心がほぐれた。
自分にも、家族があったんだな。