風水師のDr. コパ氏が昔、運のデータ集め…という作業について言及していた。
簡単に言えば、こうするといいことがある…という自分なりのパターンを見つけるというものなのだが、体験的にこれはアリだと思う。
例えば、女性のあらゆる運を底上げすると言われるピンクだが、私の場合は逆効果。万事停滞、お金だけが出ていく代表色だ。
万人に共通する法など、きっとない。
ある人にとっての肉は、ある人にとっての毒なのだろう。
さて、この「運のデータ集め」をやりながら、私自身の運を著しく低下させるある共通項に辿り着いた。
それは、「女性らしくないもの」だ。
パンツよりはスカート、ショートよりロング、スニーカーよりパンプスが望ましい。
仕事、お金、恋愛、家庭。それぞれの分野で人生最悪の出来事に見舞われた時、私の足元はいつもスニーカー、愛用のバッグはアウトドアブランドのバックパックだった。他にも、最長部が3㎝程のベリーショート、アルファ社製の本格米軍ジャケットなど、過ちのパターンを思い起こせばきりがない。恋愛に限らず、あらゆる運の低迷期は外見の男性度と見事に比例している。
元々骨太な男性体形で顔の造りも浅く、かわいいものなどたいして似合うわけでもない。それでも何年か毎に巡ってくる、長い髪を結いたい病、毎日ワンピース病の時期は確かに運に恵まれているのだ。
激務で美容室に行けず、ここ4年程ずっとショートだった髪が半端に伸びて、石のついた髪留めを使い始めた。
その頃、元々保持していた資格が突然評価され、労せず会社でのポジションが上がった。
他にも水面下で進行していた計画が突然発展したり、予定外の副収入があったりと、プチ好調な今の私は見事にワンピース病の真っ最中だ。
侮れない女装効果。
明日は通勤用に安物で、しかしフェミニンなアウターと靴を探しに行こうと思う…