裏すなふきん放浪記

裏すなふきん放浪記

ふだんはにこやかにふるまう

女子の裏側をお楽しみ下さい。

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5日目。
実質、最終日。

値段に納得のいっていない朝ごはん。どらどら。
バイキング形式だったので、

鮭のほぐしといくらをのせたおかゆを錬成する。贅沢~✨
牛乳とヨーグルトがおいしい。
とにかく満腹になるまで食べた。

女満別→苫小牧(ふるさと銀河線りくべつ鉄道)
 

移動&移動、道の駅&道の駅、イオン&イオンの道程。
まぁ、最終日、観光には期待してはいない。
というのも、合流した父にとっては、
北海道には毎年2回、通算でいうと50回以上来ていることもあり、
フェリー港までの道程はただの帰路だ。

おみやげめあての、道の駅はそれなりに楽しく、
とくに昼食、夕食は取らず、
道々で、目についたおいしそうなものを買って食べることにした。
自家製チーズや焼き立てパン。おいしくないわけがない。

寄った道の駅のいくつかは、
銀河線という鉄道の、廃線後の駅舎が道の駅になっているのだそうだ。
北海道は圧倒的に車の方が便利なのだ。都会とは違うインフラ事情よ。
由来を聞くと、ちょっとさみしい気がするのだが、
廃線の線路を利用して、
松本零士さんが描いたラッピングイラストの電車の運転体験ができるらしく、
それはそれで激熱!
駅舎に大切に保管されている車体のメーテルが美しかった。

道中やたら、イオンに寄る。
トイレを借りているので、
その都度、買い物をさせてもらうのだが、とにかく野菜と魚が安い。
見切りセールのタラ鍋セット、99円ってどういうことですか?
関西でも北海道のイオンで買い物がしたい!と、切に思う。

苫小牧東→敦賀

自衛隊も同じフェリーで移動するらしい。
乗り場には、若い自衛官の方々がたくさんいたのだが、
じゃがポックルを、待合室でさっそく食べていた。
おみやげとみせかけてのおやつ!
今思うと、団体の若者たちがくつろいで話しているのに、
まったくうるささがなかった。
どういう訓練を受けているんだろうか。
北大のときといい、
いい年をして稚拙さばかりが目に付く自らを恥ずかしく思い、
せっかく得た教育の機会に学べていなかったことを、申し訳なく思う。

船内では、
Wi-Fiの電波が弱く、たった1本の映画のダウンロードが終わらず。
Wi-Fi事情~~~!!!
これがなかったらフェリーの旅は楽しいものになるのに・・・。
しかし、なんで昨日のうちに済ませとけへんかったんや、
と、1万回ぐらい繰り返した反省を再び。

見たかった映画は、不思議の国の数学者。
優秀な数学者が市井に埋もれているというパターンの話は死ぬほど見たけど、
実際には、そういう方が世に認められる機会はほぼ0だと思う。
難解な数式が迷いなく、しかし目的を持って流麗に板書される様は、
一般人には、まるで魔法のように思える。
一見役に立たない、数学や物理の進歩を支える人達の研究が、
糧を得る術となりうる世の中になりますように。

後日見たが、エモーショナルな部分に訴えるのがうまく、
何気ないエピソードを重ねて、半生を振り返ったり、交流を描いたりが、
とても自然な流れで流れていく映画だった。
ただ、最後の「演説シーン」が、毎度、残念。
誤解されていた主人公側の正当性を、大人数に認めさせる機会として、
名もなき人が大人数の前で、檀上で主張を述べることなどありえない。
そこで毎回、映画の魔法が解けて冷めてしまうのだ。
この演説シーンなしに、約2時間の大団円を迎える術はないのだろうか。

フェリーの到着は翌日の19時だ。
時間はたくさんある。ダウンロードしてあった本でも読もう、
と、思いつつ爆睡。

4日目。

今日はこの度のメインイベント、北鎮記念館へ。
旭川駅前のコメダ珈琲でモーニングを食べ、

コインロッカーに荷物を預け、

綿密に調べたバスに乗り出発。
護国神社前で下車。お参りを済ませる。

が。
 

8:40時点、絶賛閉館。
9:00開館と調べてきたが、それは10/31までのことで、
11/1からは開館時間が変わり9:30からとのこと。
近所のコンビニでホットのほうじ茶を買い、小一時間、門前で待つ。
ぽつぽつ、女子が並び始めるが、圧倒的1番乗りだった。
ネットの下調べでわかったのだが、
最近は、ゴールデンカムイの影響で人気スポットなのだそう。

自衛隊側もそれは承知で、コスプレコーナーで軍服を着ることができたり、
お土産も、月寒あんぱん、食べられるオソマwなど、とても楽しい。
コスプレ写真の募集企画は、サンプルの菊田特務曹長のレベルが高すぎる。
官製か?官製なのか?だとしたら、本気がおそろしい。
 

入館後1番乗りで館内ツアーに申し込む。
ざっくり言うと、ゴールデンカムイ的なものと、第7師団の歴史と、2種類コースがあるらしく、
まず後者に参加した。もちろん、時間があれば前者にも参加予定。
1番乗りでの私1人のために、現役自衛官の方からマンツーで説明いただく贅沢な時間。
自衛官の方が映り込まない限りは、写真撮影は可だったのだが、
「勤務中」になんとなく気が引けて、館内では1枚も写真を撮らなかった。

第7師団は、今、NHKで再放送している坂の上の雲にも深い関わりがあり、
大変、興味深く話をうかがった。
満足度でいうと、お金を払ってもいいレベル。
本や漫画で知った知識が、現実に落とし込まれ知識が身になっている実感があり、
こういう歴史の学び方ができれば、テストなんかちょろいのだが。
堪能して、お土産を買うも、思想色が強すぎるので、
仲良しの人だけにあげることにして、あとはすべて自分のもの。ぐへへ、大漁大漁。
すでに4日羊羹を持ち歩いているというのに、また羊羹を買ってしまう。
じっくりまわりすぎて、もう1つのツアーには参加できず。
ところどころ、小ネタが聞こえてき、楽しそうな雰囲気は味わえた。

旭川→女満別

女満別17時過ぎ着を目標に、JR石本線の特急大雪に乗る。
北鎮記念館にいたすぎて、昼食をとる時間を取っていなかったので、
旭川駅で、お稲荷さんと蓬餅を買う。北海道は、あんこがおいしいらしいので。
特急内で、食すと激うま。あと2つほど食べたかった~~~!
すりつぶさずに練りこんだ蓬の強い香りに「魔除け」を実感する。

車内販売では、ハスカップのコンフィチュールを購入。
フィナンシェは売り切れていた。
チーズ工房アドナイの発酵バター!菅野養蜂場の天然はちみつ!
散々あおってきて売り切れ。
食べた過ぎた。血涙(内心)。
めちゃくちゃ食べたかった(2回目)。残念すぎる。

その後、道中の3時間30分を爆睡。
途中で進行方向が変わるも寝ぼけ眼で対応した。
のち、再び爆睡。

女満別で父と合流。
女満別下車は2人だった。終点網走で降りる人が多いようだ。
知人宅におじゃまし、無事、とらやの羊羹をリリース。ほっとした。
その後、回転寿司を食べに行き、回転ずしのネタの豊富さに驚く。
ヒラメ、カレイだけで7.8種類ある。
おひょうなど、めずらしいものを喜んで食べた。

ホテル着。
父の希望もあり、フロントで明日の朝食を追加するが、一人2200円!
朝食に正気か!?ちょっといいランチが食べられるやん!と思うも、
黙って払う。父のために。

またしても、スリッパが使い捨てじゃない。
次からはスリッパは持ち歩こう、と固く誓う。
肌に張り付く、ビニールの感触に清潔感がなく、どうも好きになれない。

夜中に温泉に入浴。
ほぼ貸し切り。ひゃっほー!
露天風呂が一部の客室から丸見えというありがちな建設企画。
これは一部の客に対するサービスなのだろうか、と、訝るのも恒例で、
動揺などかけらも見せず、全裸をばっちり見せつける。

温泉は気持ちよかったが、北海道の水は違うらしく、
ここ数日、指先がガサガサで、髪がべたべたする。
水の違いに肌が反応するのが、おもしろい。
ちょっと長めにいると、ガサガサもべたべたもしなくなるのだろう。


父が早々に寝たので、洗面所に椅子を持ち込んでタブレットで読書。
kindleで面白そうな本を探して、眠くなるまで読むのは日課になっている。
広い部屋を取っておいてよかった。
北海道はごはんがおいしいので、増量が気になるが、
明日の朝ごはんは結構楽しみ。なんといっても2200円だ。
出費には結構根に持つ方で、札幌の餃子もまだ納得していない。

3日目。

今日は移動日だ。
ホテルでの朝食後、徒歩で札幌駅へ向かう。
赤レンガの市庁舎は改修中だったが、そのレトロな外観は雰囲気たっぷり。
用事があり電話をしてると、カラスがすぐそばで休んでいた。
赤レンガと落ち葉と切り株とカラスと、とてもいい。
電話をしながら、くりくりした目のカラスを愛でる。

札幌駅のコインロッカーへ荷物を預け、駅ビルで飲み物を買い、
いざ北大へ。
言わずと知れた、動物のお医者さんのモデルの大学だ。

駅近で、ちょっとびっくりするほど広大な敷地。

構内でジョギングをする学生あり、犬を連れて散歩する人あり。

有名なポプラ並木、いちょう並木を堪能。
北海道の街路樹は大きい。

柳の木も見上げるような大木で、この陽感では幽霊も出にくかろう。

大学というより公園に近い。贅沢な空間だ。
今年はあたたかく、紅葉に間に合ったのもよかった。


北大博物館では、恐竜のレクチャーを受ける。
恐竜カッケェ。鼻血が出そう。
10分程度の説明とのことだったが、
人が少ないこともあって小一時間レクチャーいただけた。
説明してくれた方のお話上手もあって、もう火を噴くがごときおもしろさ!
「これほど熱心に聞いてもらえたのは久しぶりだ」
と、おっしゃっていただいたが、当然だと思う。

いくつかの学部ごとにお話を聞けるようで、
時間があればもっとお話をお聞きしたかった。

大学とは教育機能を有しているが、基本的には研究機関だ。

博物館による北大の歴史をかいつまむと、
設立当初の北大の生徒は英語で授業を受けていた。
授業後のノートは、生徒間でブラッシュアップされ、それを教授が手直しし、というのを繰り返し、
結果、授業の副産物として、北大生の使用する英語は、非常に洗練されたものだったという。

有名なクラーク博士が北大にいたのは、実は1年にも満たない。
しかしその後も、博士の優秀な教え子たちが続々と着任し、
その教え子が優秀な学生を育て、次代の研究者となり、
研究自体も次世代が受け継いでいく。

例えば、恐竜の研究も、標本入手後、何十年を経てなお、
技術の進歩による重大な新たな発見が、つい最近もあったのだそう。
そのアカデミックな健全なサイクルを頼もしく思う。
大学がこのような場所だと知るだけでも、
受験生のモチベーションが5パーセントは違うと思う。
今風に言うと、ブランディングに成功している。
北大人気の秘密を知った見学だった。

昼ご飯は、スープカレー。
お腹を壊すのが怖いので、辛さは控えめ。
レンコンの揚げたのと、マトンがおいしい。

日ごろサイゼリアで、ちょっぴりをありがたく食べている羊肉が、
普通に食べられてうれしい。

札幌→旭川

特急ライラックにて旭川へ出発。約一時間の旅。
快適。よく寝た。
旭川は駅前なのに、店が続々閉まり始め焦る。まだ19時だよ!?
何を食べようか、わたわたしていると、ホテルにあっという間についてしまった。
部屋の中の廊下が長細い、変な部屋。
スリッパが使い捨てでないうえ、お湯のみしかない!
とりあえず、コンビニで水と赤飯のおにぎりを買い、食べて、お風呂に入って、

としているうちに、あっというまに眠ってしまった。
そういえば、昨日も眠れなかったんだった・・・。
明日は、北海道旅行で、1番楽しみな1日。絶対に寝坊したくない。

2日目。
 

昨日、一睡もできずびっくりするほど眠い。
7時を待ち、ホテルで頼んでおいた朝食を取りに行き、部屋で食す。

やっぱ、今日は観光なし~。

おやすみなさい・・・

 

14時起床。

お腹がすいたので、六花亭本店に行くことにする。
昨日読んだバターの本に、六花亭のものも紹介されており、
喫茶で頼めるパンケーキにはそのバターがのっているのだという。

閉店まで、2時間以上あるし、ゆうゆう身支度をして出発。
大通り公園で、馬車を見かけた。
ダイチャン、がんばれ。
小雨の中、2駅ほど歩いた。


しかし!

店に到着するころには、オーダーストップの時間が迫っており、

その上満員で、入店を待つ人で行列ができていた。
閉店時間+オーダーストップ+待ち時間で、3時間は見るべきだった。
うかつ of うかつ。

しょうがないので、食べたいものをバラで買って持ち帰ることにする。
本店には、ここでしか買えない生菓子があるのだ。
とりあえずシュークリームとアイスクリーム、その他3つ購入。
アイスクリームは道々で食べてしまった。

一旦、ホテルへ戻り、六花亭での戦利品を冷蔵庫に入れ、古着屋へ。
古着、かわいいけど、高かった。
値段が上がっているとは聞いていたが本当なんだなぁ。
昔、しょっちゅう行っていた古着の店は、量り売りで、

お気に入りだった、チェコの子供用のコートは、
モコモコでずっしり重いにも関わらず、5000円しないぐらいだった。
高いと、失敗したくなさすぎて、掘り出し物を楽しむ余裕がない。
浅川マキとか、青江美奈とか風の、
化繊の、ガチもんの、すんごい柄のワンピースとか好きなのだが、
手を出さないようにしている。
でも、もう手を出していいのかもしれない。

のち、ハッピーアワーの餃子屋へ。
食べログどおりの評価のお店。
レトロな内装に、ムーディ勝山っぽいウェイターさん。
客層は、こんなお店にも1人で入っちゃう私☆感まるだしの客が3人。
もちろん、私もその一人な。


料理はまずまずだが、注文2品と1ドリンクで、3500円を越えていた。
お通し代と、頼んだドリンクは別に料金を取られている。
おとなしくビールにすれば良かったわい・・・。
食べログの評価は上がった。

さっさとホテルに戻り、
湯船にお湯をはって、足湯しながらタブレットで読書。
愛知でも止まったが、この系列のホテルはお風呂がお気に入り。
ちゃんと洗い場がある。快適だ~。

入浴後、六花亭デザートを満喫。
自分で持ち込んだコーヒーと紅茶が美味しく、
今日はホテルでコーヒーは飲まなかった。
地元にお金を落とさず、すんません。

1日目。

飛行機に乗る日は、とにかく不安だ。
新幹線なら指定席をあきらめて、後発の自由席にという手もあるが、
飛行機は遅刻すると取り返しのつかない感がすごい。
ともあれ、12:45発に間に合うように、KIX(キックス)に行かねばならない。
ちなみにイキり倒している感があって、KIX(キックス)と、口に出す勇気なし。

自宅最寄り駅→阪神梅田駅

あんこが好きな先方へは、とらやの羊羹を手土産とする。
コンパクトかつ高級感あり文句あっか!
いかんせんバッグが重い・・・。
先方にお渡しするのは11/3で、それまで持ち歩くことになる。あほか。
肩掛けすると、食い込み位置が急所に入って、脱臼しそうになった。

ハービス大阪前→関西国際空港

リムジンバス最高。
昨日眠れなかったのでぐっすり寝る。
ハービス前からは、三田のアウトレット行のバスも出ていて、おっ!っとなる。
行きたいけど、交通の便が良くなく、足が遠のいていた。
そういえば、元カレと行ったきりだ。

関西国際空港ではpeachの乗り場が見つからず、大焦り。
なんとpeachの乗り場は第二ターミナルだった
そうです、リーズナブルなLCCは空港内の辺鄙なところに追いやられがち。
第一ターミナルから第二ターミナルは、約4キロ。歩けるわけがない。
幸い、シャトルバスがあり、かつ、1時間以上前着で対応できたが、
ギリギリだったら詰んでた。

自分サプライズはもうやめたい、マジで。

関西国際空港→新千歳空港

寝たおす。
景色、一瞥だにせず。

新千歳空港→札幌

札幌行きのバスがすごい行列。
止まっとる。新千歳空港から札幌区間の電車が止まっとる。
快速エアポートに接触する人身事故があったらしく、
待ち時間に、空港内でラーメンを食べる。
新千歳空港に有名店が10件ほど出店しているのはリサーチ済み。
バターとコーンと味噌がおいしい。3杯はいけた。
空港には2時間ほどいただろうか。
私は特に目的もないので、
ラーメン後は、コーヒーを買って本を読んで過ごしていたが、
仕事の人とか、特急と接続予定の人とか、たまったものではなかったと思う。
札幌でSnowmanのコンサートがなんとかかんとか、と聞こえてきて、
他人事ながら、影響のないことを祈った。
小一時間の、快速エアポート内では、

ダウンロードしておいた、BLUE GIANT MOMENTUMの3巻を読む。

旅先で電子書籍を開くと、
たまたまBLUE GIANTの新刊が出ていることが多々あり、今回もそれ。

ストーリーも、旅先で読むのにジャストフィットな漫画だ。

札幌→宿

思ったより寒くなくて安心。
ホテルはなんと商店街の中にあった。
古着屋と、ハッピーアワーの餃子の店と、隣の怪しい店と、
気になるお店をチェックしつつ。
ロビーで一服して、ホテルの蔵書のバターの本を熟読。
紹介するバターも手に入りやすいリーズナブルなもの中心で、
間にバターの包み紙を思わせる銀紙が挟んであったり、とても楽しい本だった。
ヨダレをすすっていると、ホテルの人にすまなさそうに声を掛けられる。
なんと、ロビーではワンドリンク制とのこと。詫びつつ、即オーダー。
コーヒー1杯660円也。
全然払うけど、宿泊客なんやで?いや、払うけどもやな・・・、と、内心関西人全開。
頼んだコーヒーは、渋ちんの関西人の口にもびっくりするぐらい美味しかった。
思わずバリスタを確認するレベル。濃いのに飲み口が軽い。
そうなのだ、前から思っていたが北海道のコーヒーは美味しい。
どうしてなんだろう。

コーヒーのせいか、朝まで全然眠れなかったが、
特に予定はないので、明日は1日、寝て過ごすのもいいな。

近所のけっこう大きい本屋さんが閉店することになった。

残念な思いで、本屋に行くことに。

 

別に割引価格になっているわけではないのだが、

私と同じ思いなのだろう、店内は人でごった返していたが、

陳列はガラガラでさみしい限り。

 

最近は、紙媒体で本を買うことも少なくなり、

本屋からは、足が遠のいていた。

 

ああ、もっと利用すればよかったな・・・

 

罪滅ぼしというわけではないが、前から欲しかった、

幻冬舎文庫の村上龍のインソムニアを買うことに。

 

「お客様、商品はどちらですか?」

 

店員に声をかけられ顔を上げる。

私は、いつのまにかレジに並んでいたようだが、商品を手にしていなかった。

さっき、商品があるのは確認済みだったので、慌てて取りに行った。

 

手に取ると、記憶にある、ターコイズブルーというのだろうか?

幻冬舎文庫独特のあの色なのだが、表紙にはなんの装丁もされていなかった。

えーと、この本で良かったんだよね・・・?

 

「すみません、これをお願いします」

 

店員に商品を渡すと、何か言った。

ぱくぱくと口が動いているのはわかったのだが、

喧噪で、何を言っているのか聞き取れなかった。

というか、発声してなくないか、この人?

(ごめんなさい、よく聞こえなかったのですが・・・)

と、怪訝な顔をすると、

 

「あんた、息してないよ」

 

その瞬間、初めて息苦しさを感じ、ぶはぁー!っと目が覚めた。

いったぁい!とうめくほど、胸がものすごく痛い。

 

すみません、夢オチで。

 

じつは私は、先月発症した病気で、運動が制限され、

そこそこ体力のあった分、運動不足で不眠症になり、睡眠薬を飲み始めたところだった。

 

しかし、睡眠をとってもまったく疲れが取れず、相変わらず動悸と息切れがひどく、

また、ズキズキというレベルで心臓の辺りに常に痛みを感じるようになっていた。

ここ数日は仕事も欠勤していた。

なにかが心にずしりとのしかかっているような不安感があり、

特に自覚はなかったつもりだったのだが、

メンタル面の問題を疑い、心療内科の受診を考えていた。

 

その原因が睡眠時無呼吸症候群だったらしい。

いつもなら寝返りをうったり、目が覚めたりで、

姿勢を変えることで、なんとかなっていたものが、

睡眠薬の服用で、愚直に息を止め続けることになり、

それが、心臓に相当な負担をかけていたようだ。

 

さっそく、病院の循環器科で無呼吸の診察を受けることにした。

 

インソムニアとは不眠という意味らしいのだが、

村上龍氏の著作にインソムニアというタイトルの作品はなかった。

 

今、私はひとりで眠っているので、無呼吸を指摘される機会もない。

って、さみしい女だな!

でも、たぶん、命、拾っちゃいましたね、これ。

さて、憑いているもの、

それは自分の生霊だった、という考察の続き。



細かいことはともかく、この話はすとんと腑に落ちた。

私のコールタールは実体のないものだと、はっきりわかっていた。


それはどうしてか、というと、

自分の中に解決法がなかったからだ。

もし不安や不信が自分の中にあるのならば、

仮定としてでも、解決法があるはずだ。


ものすごく卑近な悩みで恐縮だが、

大金が入ったら、今後は働かずともウハウハだな!とか、

O型上司と両想いだったたら、ヤリまくるぜ!とか。


コールタールでは、そういうプラスのイメージが全くわかない。

というか、万が一そうなったとしても、

それが、自分の中での解決法になっていないのだ。


一生、小金のためにあくせく働くんだ・・・とか、

O型上司が私に振り向いてくれるわけなんてない・・・とか、

過信はしていないぜ、冷静に現実が見えているぜ、

と、自分の怜悧さに酔うといえば聞こえはいいが、

ただただ暗い現状と救いのない未来が浮かぶだけ。


無気力というには、この状況はおかしすぎる。

という、ところまでは自力でたどり着いていたのだ。


ところが「憑き物が自分の生霊」という、概念を与えられた瞬間、

コールタールがぱーっと散って行った。

一生、小金のためにあくせく働くんだ・・・(2回目)とか、

O型上司が私に振り向いてくれるわけなんてない・・・(2回目)とか、

そういう現状は何一つ変わっていないのに。



こういうオカルトめいたことを大声でいう人は苦手だ。



たとえば、辛い目に合っている人に対して、

「乗り越えられる人にしか試練を与えない」

と、したり顔の上から目線でアドバイスをする人とか。

その人は、辛すぎて自らの命を絶つ選択をしてしまった人のことを、

どう思っているのだろうか?

その人には、失敗した人など目には入らないのであろうし、

成功者のセミナーをうのみにしているような、

気持ち悪さを感じる。


だから、私もオカルトを信じろとは言わないが、

どうか、辛い思いをしている場合も、

問題が、自分の中にだけ存在するとは思わないでほしい。


あなたは一人じゃないよ、誰かがあなたを気にかけている、

というのは優しい嘘だ。


孤独は確固とした氷壁のように周りをかこっていて、

自分のことを気にかけている人なんていないのかもしれない。

自分がいなくなっても悲しむ人はいないのかもしれない。

しかし、実際は、人はいろいろなものに影響を受けている。

自分には影響はない、と思うのは傲慢だ。

自己完結しているのも傲慢だ。

自覚的な孤独は謙虚さの欠如だともいえる。


かちっとスイッチが切り替われば、コールタールは散っていく。


オカルトくさいけれど、嘘くさいけれど、

最近あった、自分の中の小さな本当の話。


まぁ、きれいごとを並べても、

メンヘラ気味になり、

会社をさぼった事実な。

さて、タールマン(説明略)時に腑に落ちた考察の続き。


ここで、DIO様が4週ぶち抜きで言うレベルで無駄な趣味である、

ネットサーフォンですYO!


必要な情報は求めてさえいれば、出会うべき時に出会う。


直近でタールマンが絶好調☆になってしまった日、

少しずつではあるが、距離が縮まってきていたはずの野良猫が、

私を見るなり、にゃっと飛び起きて

ぴゅーっと逃げて行った。


私は会社を休むことにした。


O型の上司とは疎遠なので、楽しみもないので、躊躇なく。

えー、もちろん今、仕事が暇というのは計算済みでした。

都合のいいことに風邪をひいてしまい、

嘘だろ?いうほど高熱が出たので、まぁ、しめしめと。

しかもこの時、2日ほど調子が悪かったのだが、

高熱を出すまで、自分の体調が悪いことに、

気づいていなかったというおまけつき。


そこでネットサーフィンですよ。

風邪薬を飲み、大量の水分を摂り、

熱が高いのでクーラーで部屋を冷やし、

毛布にくるまって。

そうだ!非生産的なものが今の自分には似つかわしい!

ひゃっはー!とオカルト的なものを読み漁っていると、

とある投稿が。


それは父親が神父さんだか、牧師さんだかの人の投稿で、

ある日、エンジェルさんをしていた小学生から、

怖い思いをしているのでなんとかしてほしい!

と、いう依頼が父にきた、というもの。


依頼者は小学生4人、担任の女の先生1人。

先生は、エンジェルさんをしていた教え子についてきただけ、

のはずだったが、本当に問題があるのはこの人だった。


投稿者の父がいうには、意志をもった悪霊はそうそういない。

しかし、もしいると、

磁石のように悪霊になりえなかった悪い念のようなものを引き寄せて、

雪だるま式に大きくなるという。


先生にはそれが憑いていた。


依頼者の父は、さりげなく、先生を教会に誘い、

何か月間か、霊はいない、

(細かいことはわからないが、その宗派のスタンスなのだそう)、

ということをこんこんと諭していたそうな。

依頼者はある日、業を煮やして父親に尋ねた。


なぜ、悪霊とやらを払ってやらないのか?


と、いうことだ。

(実際は、悪魔祓いのようなものをするわけではないのだが、

話をわかりやすくするためにこの表現を使ったとのこと)

父親は苦い顔をして言った。



先生に憑いているのは、自分の生霊である、と。




不安定で思い込みの強い人に、たまにいるそうで、

そういう人は負の感情をため込むと、

まわりの悪いものをどんどん引き寄せてしまうらしい。

たちの悪いことに、生きている人の霊で存在がたしかなため、

そうとう強い核になってしまうのだという。


そういう人の結末は・・・。

彼女の悲報を聞いた次の日、

お父様が朝の礼拝から出てきたのはお昼を過ぎていたそうだ。



という、お話だった。

めっちゃ長いな。

                    vol.3へ


①人が受けているサービスを、

当然、自分も受けられるものと、 期待すること。


②相手に非を突きつけて、

誤りを認めさせたいこと。


③自分が有能であると人に知らしめたいこと。


正しいと思っていたし、そんなつもりもなかったけど、

上の3つ、自分にがっつり当てはまるんじゃないかな。

人にそう思われてるんじゃないかな。


今は、正直、克己する余裕なんてなくて、

人にそう思われてる、というのがけっこうきつい。


ううん、思われても思われてなくても、私って最低だな・・・。

どれも人を見下すのが前提だもんね。

コールタールにまみれて当然だよ。


明日から、自分の高貴な良心に従って。

やりなおしだ。

ものすごくインドア派というか、


①ひとりでいるのが好き

②家にこもりきりが苦にならない、むしろエンジョイ


という、2点をクリアした、

ナチュラルボーンインドア派の私からすると、

ネットサーフィン(死語)で、1日すごすなんてちょろいこと。

むしろJOY。


日頃は、

ひとりで好き勝手やってる→ストレスなどあるはずもない、

と、免罪符のようなものなのだが、
何もかも一人で完結する生活では、

いったん負の感情があふれてしまうと、

小さな手鍋を中華並みの強火力にかけるがごとく、

短時間であっというまに煮詰まってしまう。

手鍋の中身は、真っ黒なコールタール状のものだ。



気持ち的にはバタリアンのタールマン(説明略)のような感じ、だろうか。



頭蓋骨を覆う皮が緊張でびりびりしている。

強度の近視のように目の光がおかしくなっていて、

髪の毛が逆立つ感じ。

頭の緊張に気を取られて、

日常生活が注意散漫かつ無気力。

ちからを抜かなきゃ、と緩めても、

気が付いたらまたびりびりしている。


そういうときは、

ちょっとやそっとじゃ、どうにもならない。

思考も同じ部分をぐるぐるしているし。

こういうときはほんとうに辛い。

まず、自力では全く出口が見えない。


私ごとき小さい悩みしかない人間がおこがましいけれど、

鬱の辛さの一端を味わったような気になる。


何度も入る迷路なのだから、

出口を探すスキルを身につけたい


そう、思うのだが、

いかんせんこの迷路の出口は毎回違う気がするのだ。


っていうか、

これをしていれば迷路から出られる、

迷路に入らなくて済む、

というのは、もう一種の信仰ではないかと思う。


しまった、コールタール時の説明が長くなってしまった。


                             vol.2へ