巷はゴールデンウイークに突入した模様です(笑)
そんな今年。
ずーっと行きたかった久留里線に乗ってきました。
関東地方の首都圏内でいながらJR東日本で指折りの赤字ローカル線の久留里線に乗って奥房総に行ってきました。
出来れば終点でもう少しのんびりとできたらいいのに・・・と思いながら、運行ダイヤの都合で行って折り返して帰ってくることになってしまいました。
久留里線・・・スイカ、パスモ使えないのね。
でも、JR東日本で発行している「休日おでかけパス」のぎりぎり範疇なので安くいけました。
↑休日・平日ともダイヤに変わりはないようです。
木更津から上総亀山までは直通7本。久留里でのりかえ含めると9本。
まぁ、多いほうではないでしょうか。
車庫からやってきました久留里線のディーゼル車。
キハE130‐108。今日は2両のようです。
いったん目の前を通過して、スイッチバックで戻ってくるようです。
ホームに入線してきました。
あのディーゼル特有な「ゴロゴロゴロ」というエンジン音がなければ普通の電車に見えますね。
車内はこんな感じ。
ドアは外と内側にあるボタンをおして開け閉めします。
比較的新しい車両のようで、都内の電車とあまり違和感ないです。
何と言っても隣を走る小湊鉄道のキハの方がダントツにレトロでしたからね。
木更津から上総亀山まで現金だと680円。往復1360円。
休日おでかけパスは使えます(検札で乗務員に見せればOKな)ので
もうこれだけでほぼ元が取れてしまいます。
この久留里線、収益率を示す営業係数は19,110円。
100円稼ぐのに2万円近くかかってしまってる、超赤字路線です。
でも、誰も乗っていないのかというと、(この日)2両の車内の座席がほぼ埋まってたのでどうなのでしょうか・・・。
検札でけっこう「休日おでかけパス」見せている人が多かったので、この辺の収入の振り分けは分かりません。
SLを除いて電車そのものより、こんな鉄道風景が好きなんです。
路線名にもなっている「久留里駅」にて。
線路際は、もう桜はとっくに散ってしまい桑の葉が茂ってます。
ディーゼルのロゴ。
終点の「上総亀山駅」にて。
駅前はお店がぽつんとあっただけで申し訳ないほど何もなかったです。
ちょっと離れたところに、人口湖や、温泉旅館があるのですが、8:30~14:11まで電車(ディーゼルね)は来ないんです・・・。
この間の時間帯にトラフィックがあればゆっくり見て回って、温泉入って帰ってきたりできるのに、こういうダイヤが一層観光客離れ起こしてしまうんでしょうね。
上総亀山駅から先、少し線路が伸びています。
1936年に上総亀山まで延伸したようですが、この先から外房側までは伸ばせなかったようです。隣の小湊鉄道も、いすみ鉄道とはつながっていますが、会社が違うので乗ったままでは内房から外房へはどれもいけないのですね。
だれーもいない時に撮ったのでさみしい感じがしてますが、お客さんはそこそこ(でもたぶん、自分と同じ折り返し客はほとんど)と数人のハイカーさんが座席を埋めていました。
折り返しの久留里止まりのディーゼルが止まっていました。(久留里駅にて。)
ローカル駅は駅にお花が咲いていて、住民に大事にされてる感が伝わってきますね。
久留里駅の待合室のベンチは可愛いたぬきさんです。
こんな風景が見られるなんて・・・。
だーれも下りない、乗ってこない駅もあれば、お客さんの待ってる駅もあります。
線路は田園風景の中を走り、切通を抜け、鉄橋を渡り町をつないでいます。
沿線のお店には鯉のぼりが泳いでいました。
お疲れさま~。
木更津~上総亀山まで往復2時間ちょっとの旅でした。
起点・終点の木更津駅にて。
これで首都圏ワーストワンの赤字路線とか・・・。
う~ん。行った先に大したものがない、というのがキツイかな。
お金落とす(使ってあげる)場所がないんだもん。
相模線もたまに乗るとこんな感じなんだけどなぁ。
※相模線は茅ヶ崎駅~橋本駅あるから横浜線、中央線に出たり、途中は相鉄線、小田急線、茅ヶ崎は東海道線につながったりしているのでそれなりに利用客数が多いか・・・。沿線もずーっと住宅あるし。
鉄道と町の発展・・・昔やったゲームの「A列車で行こう」ですね。
今日からG・Wの方も多いでしょうか。
お天気いまいちですが、よい一日でありますように!!