年末まであと少しですね。

一年も早いものです。

 

(いつでも行けるのに(笑))久しぶりに横浜の街を歩いてみました。

1972年 松竹映画 天地真理ちゃんの「虹を渡って」のロケ地めぐりのような街歩きになってしまいました・・・(笑)

 

上の写真は石川町駅から元町商店街への入り口です。

ちょうどこの下は暗渠になっていますが、昔は川がそのままあって橋がかかっていました。

映画のプロローグで真理ちゃんが元町方向から歩いてくるシーンがありますが、橋の欄干が写っていますね。

元町商店街通り。ドイツ風のお店もあります。

ひと頃(昭和~バブルの頃)はジュエリー屋さんやブランド用品店が軒を並べていましたが、

そこの頃と比べてやや寂しい感じがしないでもないです。

そうそう、1980年代、フェリス女子大の子のファッションがハマトラ(横浜トラディショナル)と呼ばれていましたね。

それでも、紳士服、洋食器、宝石店、舶来の照明器具、輸入品店などたくさんあります。

あ、美味しそうなドリンクのサンプル・・・。ティーカップも横浜・元町らしいですね。

新山下側(元町中華街駅)側入り口手前。

右手の元町プラザ手前を右に曲がると外人墓地方面に出ます。

といっても、外人墓地方面は数本に分かれます・・・。

地元の人しか行かない元町公園方向へ向かいましょう。

左手の大谷石の上のフェンス内が外人墓地です。

真理ちゃんも歩いたのですねぇ。

墓地横から元町公園プールを巻いて坂を上ります。

ここは1873年ごろ、水工場として船に積む水を販売しており、赤道を越えても腐らない水として有名だったようです。

いま跡地は夏には木陰のあるプールとしてご近所の方たちに親しまれれるようですが、この冬には枯れ葉が浮いて白鷺がプールサイドで休んでいました。

ジェラールの水屋敷跡と瓦工場跡。

何も知らない子供のころだったら、まちがいなくコンバット!ごっこに使ったでしょうね・・・。

フランス人のアルフレッド・ジェラールが居留地建設のために使う西洋瓦や煉瓦を製造するために建てた工場と水屋敷(現プール)の跡地です。

坂を登りきると右手にべーリック邸があります。山手にある最大のイギリス風邸宅です。

セントジョセフ学校の持ちものでしたが、廃校になったため横浜市所有となっています。

モダンなべーリック邸ですね。

べーリック邸の隣には緑のエリスマン低があります。スイスの貿易商エリスマンが1926年に建てたものをここに移築したようです。

キリンビールの発祥の井戸は、山手の南側の北方小学校隣の麒麟公園にありますが、今日はそっちには向かいませんでした。

山手234番館前にて。関東大震災で家を失った外国人のためにつくられたアパート。

窓に映る紅葉が良い雰囲気ですね。

山手234番館を正面に・・・。

 

そのまま外人墓地を左手に、山手10番館(結婚式をしておった)を通り過ぎて港の見える丘公園に。大仏次郎(だいぶつ次郎ではありません。おさらぎです)記念館前の公園もベイブリッジが見えて良い雰囲気です。

港の見える丘公園の右手にはジブリアニメ、コクリコ坂のモデルの旗が立っています。

港の見える丘公園から大桟橋を望む。タワマンの右手の円筒形のは新横浜駅前のプリンスホテルです。

今日は飛鳥Ⅱはどこかへ行ってました。たぶん、ゴミ捨てに行ったんだろうなぁ・・・。

代わりに保安庁の船が3杯も。

横浜市渦中の山下埠頭には・・・。

動くのだそうですが、実際は腰部でハンガーに吊ってあるので本当の意味では自立ではありません。自走しないんか・・・。

さて、港の見える丘公園をフランス山公園方向に降りずに、その右の側道を降ります。

ほとんどこっちの道を歩く人はいません。

真理ちゃんが登っていく坂がこの坂です。

映画の中で町並みを見渡すシーンがありますが・・・。

映画のなかで横浜の新山下の街に特徴的なビルが写っています。

そのビルは(建てなおして)まだ残っております・・・。ある意味すごい。

いまは坂の左手は高いフェンスがあるのでちょっと見づらくなってしまっていますが、面影が残っているのは嬉しいですね。

坂を降り切ると、Gドンキ横に出ます。

映画の中では山下公園での真理ちゃんと沢田研二さんのツーショットがあります。

公園の手摺は当時と変わっていませんね。

いやぁ、それにしても人出が多いいのはなぜ?

バラに囲まれた赤い靴の女の子。

横浜マリンタワーも今年で還暦ですよ。マリンタワーがそのむかし、ちゃんと灯台だったって知ってる人が少なくなったのは寂しいです。

ソフトクリームを食べている真理ちゃんと沢田研二さんの後ろの噴水は・・・。

昭和30年にカルフォルニアのサンディエゴから贈られた水の守り神の噴水です。

公園前の銀杏もまっ黄色です。

公園の水路の銀杏の葉もグルグル回ってました。

さて、ここからは虹を渡ってのロケ場所から離れます。

映画撮影当時には、みなとみらい地区なんてなかったですからね。

大桟橋入口の喫茶店のおしゃれなネオン。

赤レンガでは恒例のスケートリンクが開設されてます。

ちなみに赤レンガ倉庫は補修工事中ですので、外見は足場で見えません。

これから行こうとする人は要注意してくださいませ。(店は営業してます)

横浜のシンボルタワー「横浜ランドマークタワー」

そしてそこを横切るのは、日本初、都市型ロープウエイ。

正式名称はYokohama Air Cabin。

こんなの乗らないよ・・・と言いつつ、乗ってみました。

変に楽しかったのはなぜでしょうか・・・(笑)

そういえば、むかし、東京ディズニーランドにもありました。

ちなみに、これ、横浜市の運営ではありません。某隣接遊園地の経営です。

そして街には夕日が沈みます。いま時分は17時頃には暗くなります。

みなとみらいにある某遊園地の、アブナイ乗り物・・・。

なぜ人はこのようなものに金を払って乗るのでしょうか(笑)

乗客からの「もうやめてくれ~、止めてくれー」との叫び声に思わず笑ってしまいました。

コスモクロックも、当初のライティングと違ってデジタル表示できるようになっています。

美術館前のイルミネーションもきれいでした。

三脚立てて10秒露光したもの。よーく見ると写真下中央に、白いドレスを着た幽霊が・・・。

 

↑ちなみに一眼レフだと(左)10秒間露光したりで、歩く人をある程度消すことが出来ます。

(右)は1/30秒露光。歩く人も写ってる。

と言うわけで、先出の写真の「幽霊」はちゃんと歩いていた女性です。

たまーにこういうのを本気で心霊写真とか言ってる人いますが、ナンセンスです。ご参考まで。

今回の最後は熊さんでおしまいです。

 

結局JR4駅間を歩いてしまい、久しぶりに以前歩いた丹沢の塔ノ岳~蛭ヶ岳~塔ノ岳~大倉登山を彷彿とさせてしまいました。

 

寒くなってきましたので、体調管理して良い年末を迎えられるように準備してくださいね。

では、良い一日でありますように!