有名な山に行くと小屋や麓の茶店で山バッジなるものが売っていますね。

 登山では観光地旅行土産のように大きなお菓子や特産品、工芸品などを買って帰るわけにはいきません。

 大きなザックにそんなものを入れる余裕がなく、せめてもの「山のお土産」というのがその発端だそうですが、なんとも理にかなった発想ですね。

 いまでも「山バッジ」はご当地に行かないと売っていないのが基本で(いまはネットオークションで流す人もいるようですが)、登った想い出と一緒に自分のザックや帽子につけたり、友達等へのお土産としてポケットに入れて帰って来るのにはちょうど良いものです。

 近頃はバッジだけではなく山の名、絵の入ったバンダナ、ハンカチ、タオルなどの実用品もありますね。

しかし、みなさんはそうした山のバッジをどうしてるのでしょうか。

 

 記念に買ったバンダナやタオルにつけて飾っている、特に何もしないで箱に入れてしまっている・・・等などでしょうか。

 

 小学生のころに収集癖のあった自分は、切手、コインにならび、山バッジ、記念バッジを集めていたものですが、学校の自然学校(いわゆる林間学校)で登った浅間山、八ヶ岳、天城山のバッジを自分は残念ながら無くしてしまったのです!

 

 そんな後悔から今はせっかく記念に買った山バッジですからちゃんと飾っておかないとね、ということで100均で買ったコルクボードに昔集めたバッジはピン部を紙帯で付けて貼っています。

 

 回りには雰囲気で近所で拾ったドングリや松ぼっくり、偶然テントに入ってた山のテン場の石など一緒に貼ってみると、なかなかどうして、いい感じになってます。

 今ではコルクボードは3枚になっています。

 我ながらずいぶん登ったものだと。

 山によっては複数回登ってそのたびに買ったもの、同じ山でも立ち寄った場所ごとのバッジもありますが、どれも想い出になっています。

 

↑紛失を免れた中学、高校時代にサイクリングで行った時のバッジ。

伊豆半島先端の石廊崎です。1974年で、この年の5月に震災があり

石廊崎先端が陥没していました。

↑同じく伊豆サイクリングでの下田港のバッジ。

当時は山でなくてもこうしたバッジがたくさん売られていたのです。

↑箱根サイクリングで、元箱根のお土産屋さんで買ったもの。

今はもちろんありません。ある意味貴重かも・・・。

↑高校時代に初めて電車で行った時に買った丹沢・大山のバッジ。

↑最近の大山山頂のバッジ。大山神社と紅葉と鹿が可愛いですね。

↑山バッジというかロープウエイとコマがデザインされているものもありました。

(丹沢・大山は駒とお豆腐が有名ですね)

↑これは最近の大山の山バッジ。一番新しいものではないでしょうか。

 

  コルクボード2枚目以降は埃汚れ防止で買ってきたままの袋のままでピンで止めることにしました。飾ったままなので埃で結構汚れる・・・泣

 山バッジメーカーさんは桂徽章さんのほかにもあるようですね。

 MemoryBadge、OMOIDEなどなど、いわゆる登山記念というスタンスはブレていません。

 台紙の絵柄もコンパスだったり森の絵だったり。

↑山梨・三つ峠では山頂肩の小屋が2軒ありそれぞれ売ってるバッジが違ってました。(こちらは四季楽園さんで買ったもの)

 

 レアものもあるようで、季節限定、年限定等もあるようです。

 下は2016年八ヶ岳の開山祭バッジ。(北八ヶ岳・縞枯山荘で)

↓湯河原の幕山の金と銀の山バッジ。(裏地と縁が違う)

 早春の梅祭りの時に臨時で出店する麓の売店でのみ売ってるようです。

 これも、ある意味レアものですかね。でも行けば誰でも買えるはずですけど。

 昔の山バッジは銅製などでずいぶんシックな作りだったのですが、最近のはカラーでコーティングまでしてあるものが多くなってきたので、買って集めてみても楽しいですね。

 これも山ガールが増えて少しはデザイン良くしなきゃ・・・ということでしょうか。

 きっとそのうち七宝焼きの山バッジ、人工水晶3D山バッジなんか出て来るかもですね・・・(笑)

 同じ山でも、山バッジを作りなおして再発売、リニューアルもあるようですし。

 缶バッジでごまかしてるところもあるようですが、傷に弱いですから持ち帰ったら肝心な表面がギタギタになってた・・・ってことも。

 

 しかしこうしてみると、「山バッジ」は山バンダナ、タオルやハンカチと違って、やはり登った人が自分の想い出に買う意味が強いのかもしれません。これが東京駅や羽田空港で売っていたら買いませんもの。

 

 さあこうして、まだまだ自分の登山と山バッジ収集は続くのでした・・・   終わり。