こんばんは。
めだかです。
今日、急に思い立ち、実家に行って来ました。
娘の夏休みが始まった7月に行ったきり、2ヶ月半振りぐらいでしょうか?
今日は一人で。
お土産に美味しいクッキーと、お墓のお花を車に乗せて。
両親が急に老いてしまった気がします。
父は
「はぁー。しんどいわ。毎日えらいわ。畑仕事ができるのも今年で最後かもな」
(えらいはしんどいの意味です。畑は父の趣味で野菜やくだものを育てています)
とひたすら言っていました。
まだしんどいという認識もあり、口に出せている状態。
お昼のナポリタンも私より大盛りを完食。
びっくりしたのが母。
表情も暗く、声にも元気がない。
7月に会った時は、大好きなセオリーのスーツをピシッと着て「年の割に若く見えるやん」なんて思ったぐらいでした。
「どこか体調悪い?」
と聞くも
「そんなことないわよ。普通よ」
と言っていました。
いや、普通じゃない。
歩き方や動作も急に年をとった気がしました。
キビキビさが全くなくなっていました。
全てが気怠そうでしんどそう。
場面によっては支えてあげないといけないところも。
「今度お父さんに、エルメスでバッグを買ってもらうの。もういいバッグもこれが最後かしらね」
なんて嬉しそうに言っていましたが、目が笑っていない。
嬉しいはずなのに。
言っている瞬間は嬉しそうだったけれども、すぐに表情に陰りが。
欲しいバッグを買ってもらえて嬉しいはずなのに、母のあの暗さはバッグなんぞでは払拭されないぐらい重い。
なんか実家も急に暗くなったように思いました。
何かが覆っている。
なんだ、この暗く重いものは。
思えば、私は33年間結婚式の日までずっと実家にいましたが、結婚式という時間を境に夜にはいなくなっている。
喧嘩もそれはそれは多かったですが、一人娘がいなくなるのは寂しいことだろうなと同じ一人娘を持つ私は今は理解できます。
それから、祖父母も立て続けに亡くなり。
しかし、それからも愛猫が元気でしたからそれはそれは愛情を注いでいました。
しかし、その愛猫が今年に亡くなり。
「本当にお父さんと2人だけになってしまった」
と母が泣いていました。
うつでやれしんどいやらクヨクヨしている自分ですが、両親を支えなければならない日がどんどん近づいて来ていると思いました。
守られてきたのが守らなければならなくなった。
きついことを言う母ですが、弱っている姿を今日見て全て水に流そう…と思いました。
私がしっかりしていないといけない。
フワフワ、クヨクヨしている場合じゃないんだ、と。
お墓参りも行って来ました。
母が怒っていた件ですが、普通に「車で一緒に行こう」と言ったらそれはそれは嬉しそうに。
お花もお花屋さんで奮発して綺麗なものを作って頂いたのを供えました。
ピカピカにお掃除して、雑草ひとつないお墓。
綺麗なお花。
お線香の香しさ。
眠る祖父母を前に母に責められたことも許せる気分になりました。
不思議な一日でした。