バスのインターホン、何のため?「乗車拒否」に困惑(京都新聞/2019/02/14)
今回、議論のテーマに挙げるのは、京都新聞から取り上げる「バスのインターホン」についてだ。
【概要】
京都市内のバス停で路線バスに備え付けのインターホンのブザーを押したのに、ドアを開けてもらえないのはおかしい-。「家族が乗車を拒否された」という男性から疑問の声が寄せられた。停止して応答しているのだから、ドアを開けるぐらいできそうなものだが、運転手側にも言い分があるようだ。
(京都新聞より抜粋)
【内容】
男性は左京区の会社員(55)で、バスに乗るのは義母(79)だった。義母は1月5日午後8時20分ごろ、同区の花園橋バス停から四条河原町行きの京都バスに乗ろうとした。バスは出発時刻前に到着し、時間調整のために停車中だった。義母は足が不自由なため、先にバス停に着いた家族が運転手に「少し待って」と声を掛けておいた。ようやく義母が着いたが、後部ドアが閉まったため、家族がドアの横にあるインターホンのブザーを押すと、運転手は「時間なので発車します。次のバスをご利用ください」とアナウンスして発車したという。
男性によると、義母は発車時刻にバス停に着いたといい、「お願いしているのに発車するなんて『いけず』だ」と納得できない様子だ。
一方、京都バス(右京区)の言い分は食い違う。ドライブレコーダーの映像などを調べた結果、運転手は家族の要望を受けて待っていたが、発車時刻を4秒過ぎたため「時間なので申し訳ないです」とアナウンスしてドアを閉めると、家族にブザーを押された。さらに定刻を過ぎたため、再度アナウンスして発車した。運転手は「家族は見えたが、高齢女性がいたという認識はなかった」と説明しているという。
(京都新聞より抜粋)
【内容のまとめ】
・登場人物:バスの運転手、乗客(男性、義母とその家族)、※義母とその家族はこれから乗ろうとしている
・問題点:バスに乗ろうとしている(足が不自由な)義母は発車時刻にバス停に着いたが、バスのドアは発車時刻になったのでドアを閉めて乗れなかった。義母の家族は発車時刻前に運転手へ「少し待って」と伝えている(義母の事を伝えたことには触れていないので不明)。運転手は、義母(高齢女性)の認識はないという。
【議論のポイント】
・誰が悪いのか、若しくは、悪い人はいるのか。それはどのような理由からなのか。
・バスのインターホンの正しい使い方とはどのような方法なのか。
【議論のヒント】
・運転手は発車時刻を守り乗客を安全に送り届ける義務がある(安全性の視点)
・この場合の高齢者等への親切とは何か。
・運転手の立場(定刻発進、安全注意義務)と乗客の立場(足が不自由、事前に運転手へ知らせている)それぞれから考えてみる。
・たった4秒、されど4秒(バス停はその場所だけではない視点からも考えよう)