賑やかな雑踏に
紛れながらも
心は暗く
どんよりとして
街のネオンの明るさにも
心紛れることもなく
生きていることが
どうしようもなく
無性に苦しくて
たまらなかった
3年前の
あの日









苦しみに圧迫され
押し潰されそうな心に
いつのまにか
涙も渇れ果てて
このまま消えてしまえたら
どんなに楽になれるだろう...
と
そんなことを
虚ろに思いながら歩いていた
原宿の街の片隅で
ふと聞こえてきた
軽やかなメロディー
いつもなら
やり過ごしてしまう
ストリートライブなのに
なぜか
彼らが歌う曲に
心引き付けられ
いつのまにか聞き入っていた
すると
暫くして
流れてきた
一曲


疲れて眠る
その繰り返し
生きている意味なんて
あるのかって
不安になって
なんだか
息が詰まりそうなほど
窮屈なんだ
いつからだっけな
すれ違う人達が
みんな幸せそうにみえてしまう
そんな僕は
一体どんな人にみえてるの
右へ左へ
風に煽られ
それでも
うまくバランスとって
歩いてきたんだ
ここで
諦めてしまうのは
惜しいよな
かっこ悪くたって
精一杯生きて
前に進むしかないことも
わかってる
なにもかも
投げ出してしまいそうになる日も
あるけれど
そんな一言
いつか思い出して
笑い話にできる日が
くるはず
雨上がりの空に
綺麗な虹がかかると信じて
そう 信じて
この曲に
出会った
あの日から
わたしは
この曲に
支えられながら
這いつくばうように
懸命に生きようとした
血が滲むような心を
抱えながらも
すがるような思いで
涙を流しながら
この曲を
何度も何度も聞いて...
この曲が
あの頃の
わたしの心を
どんなに
支え続けてくれただろうか
それは
はかりしれない
思い出すと
涙が溢れる
もし
命の恩曲
というものがあるとすれば
この
もう ちょっと
こそが
わたしの
命の恩曲だろう
今
心から言えるよ
生きていてよかった
ほんとによかったってね
あの日
あなた達に
出逢えたから
あの日
あの曲
に出逢えたから
雨上がりの空にかかる
綺麗な虹を
信じさせてもらえたから
ありがとう...
ありがとう...
ありがとう...
I'll never forget you...