みなさん、小学校のテストの成績はどうでしたか?それが現在の生活にどれくらい影響していますか?
僕はスノーボード、特にテクニカル種目において順位をつけることはあまり意味がないなと思っています。むしろ技術の進歩においては弊害ですらあると。
順位をつけること、つまり他人と決まった枠(種目や着眼点)の中で競争すること。これが個人や業界のレベルアップに繋がるとは思えないのです。
もちろん、一時的には効果を発揮します。
競うことは人のモチベーションにも繋がりますし、議論や考えるきっかけにはなります。
でも、ある所までいくとそこで成長は止まります。
テク選や技術選が長年続いていくと、その大会で点数をとるための滑りに注力するようになります。必ず、そうなる。
生きるために役立つ勉強ではなく、テストで良い点数をとるための勉強をするようになります。
そして、自分の学生時代を思い出して欲しいのですが、テスト前になると「全然、勉強してねーよー」と言い出すやつがでてきます。
これは何をしたいのかというと、「自分が勉強するより他人を勉強させないようにした方が効率が良い」ということなんです。
自分が勉強して全体のレベルが上がるより、全体のレベルが下がった方がお互いいいよねってことなんです。無意識にそうしているんですね。
これほど露骨なことは大人の大会では起こらないと思いますが(きっとね)、決まった枠の中で大会(テスト)を続けていくということはこういうことなんです。
必ずしも全体のレベルが上がる必要はない。
その中で上の順位でいられる方法を考えていけばいい。
こういう思考に必ずなります。責めている訳ではなく、人ってそういうものなんです。
でもこれって長期的には全体のレベルを下げ、魅力を減らし、さらには競技人口を減らし、業界が衰退していき、自分達の居場所をなくしてしまいます。自分の首を絞める。
だからこそ、大会のシステムやジャッジングや在り方そのものを考えていかなければならない。
アマチュア王座決定戦も既存の枠から脱することはできていません。でも考えることはできます。
答えがなかなか出るものではありませんが、みなさんの知恵を借りながら、作っていきたいと思っています。
本来、スポーツというのは自己鍛練のための手段であると思います。スポーツで勝つことが目的ではなく、自分が成長すること。
そのためには競争ではない何かが必要なのではと、日々考えています。
力を貸してください。