東北と北陸で開催されている「ゆきみらい」と連携し、3年に一度北海道で開催する「ふゆトピア」。
今年は道南の函館市で1月26日・27日の二日間開催されました。
何回かに分けてイベントの様子をお伝えしたいと思います。
26日は除雪機械展示・実演・競技会の会場へ。

コマツさんのブースから紹介していきます。

最新機種であるグレーダGD675-6やホイールドーザWA100-7、WA40-8が展示されていました。
そして、以前にコメントを頂いていたGD675の開発担当の方ともお会いすることができ、色々お話を聞かせて頂きました。

展示していたGD675は土工仕様のデモ機で、伊豆市のテクノセンターから運んできたそうです。
キャビンに乗せてもらいましたが、6角形の形状のため前方の視界が広く作業しやすそうでした。
また、1人乗りということもありキャビン内は広く、居住性も良さそうでした。

展示機械によるデモ作業です。

フロントタイヤをリーニングさせながらグイグイ進みます。力強いですね!
他の見学者からは「新しいグレーダ欲しいな」という声も聞かれました。

北海道では2015年に開発局に一台納入されましたが、その後札幌市や他の市町村にも納入されているようです。徐々に見かける機会が増えそうですね。
GD675つながりの話ですが、開発局に納入された機体に変化が見られました。
フロントタイヤにフェンダーが追加装備されたのです。
納入された年の紹介記事↓
今シーズンの同機

設計担当の方にお聞きしたところ、フェンダー自体はメーカーオプションには存在せず、ディーラーにて後付けしたとのことでした。
リヤタイヤへのフェンダー装着は、取り付け方法や強度などの問題があり難しいみたいです。
他にもリアの標識がLED電光板からお馴染みのスライド式字幕タイプに換えられていました。

話は戻りまして、汎用プラウを装着したWA100によるデモです。
ASD機能による作業時のスリップ防止や走行ダンパの搭載により安定した走行が可能となっています。


次はスノーバケットを装着したWA40によるデモです。
小型の車体を活かし、狭い場所での作業に力を発揮します。
キャブ形状の変更によりガラス面積が16%増え、視認性が向上したそうです。


【おまけ】
27日に函館から札幌に帰る途中、八雲町付近でトレーラーに乗せられた見覚えのある機体と遭遇。

展示されていたGD675が陸送されていました。
前が見えなくなる位の猛吹雪の中、途中まで一緒に帰りました。
