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引き続き、論理思考がどのように能力や技術を高めるか解説していきます。

 

前回は、論理思考にある因果関係と科学的方法という概念を用いて、どのように目標を達成するかということを紹介しました。参照:「成功への近道!? 

 

今日は、その応用を少し述べていきたいと思います。

例 1 料理

 

例えば、あなたが家で料理を習い始めたとします。 

 

今はインターネットが便利なので、家でも手軽にレシピを検索でき、食材もほとんどはスーパーで手に入ります。 

では、レシピの手順通りに作り、果たして1回目で美味しく作れるのでしょうか? 

 

実は、これはちょっとした引っ掛けです。 

美味しく」と書きましたが、これは主観的な感覚であり、あなたが、又はあなたの家族や友達が美味しいと感じたなら、その料理は成功と言えます。 

 

もちろん、人によって味の好みがあるので、1回目で写真のようにできたとしても、実はもう少し薄味が好きだと思ったら、次からは醤油を少なめにするというように自分なりのアレンジ、自分オリジナルのレシピを作れるのです。 

 

ここで言いたいのは、料理という日常生活でも、仮説と検証の試行錯誤を繰り返しているということです。 

 

設備や料理器具など作る条件が全く違うので、レストランや見本と全く同じになるということはまずありません。それでも、甘すぎたと感じれば砂糖を少なくするし、多少焦げてしまったなら加熱時間や加熱温度を調整します。 

1回目でミシュランの三つ星レストランのような料理を作れるようなことはありません。 

それはプロの料理人やシェフに聞いても、そう言います。 

 

何回も作り、試行錯誤を重ねることによって目標となる味、見栄えに近づけていくのです。

 

 

例 2 スポーツ

 

私は小さい頃野球をしていましたが、仲間とよく憧れの選手の真似をしていました。 

当時は遊び半分で真似をしていたのですが、実は「真似」という行為は上手くなるために必要なことなのです。 

 

次のことを想像してみてください。 

 

身長、体重、筋肉の質と量、足の速さ、視力や反射神経、精神状態など心身何から何まで全く同じの人が二人いるとします。 

彼らが同じスポーツをやったら、同じような結果を出すと思いますか? 

 

更に言えば、一人が全盛期のイチローさんで、もう一人がそのイチローさんと年齢から経歴まで全く同じのコピーだとしましょう。 

このコピーがイチローさんの打ち方(細かい腕や脚の使い方)を何から何まで全く同じ方法で打つとしたら、コピーはどんな成績を残すでしょうか? 

 

 

理論的には、イチローさんと同じ成績を残すでしょう。全ての条件が同じであればの話ですが。 

 

 

「イチローと同じなんて有りえない」と思ったあなたは、現実では正しいです。 

なぜなら、実際、イチローさんと瓜二つの人間は存在しないのですから。 

そもそも、この世界に何から何まで同じである人間はいません。これは双子も例外ではありません。 

 

しかし、ここで重要なのは、「真似る」というキーワードでした。 

 

もし、コピーが、イチローさんに似た身体条件と精神力があり、同じくらい努力をして、同じように三拍子揃ったスタイルを目指し、打ち方や体の使い方も限りなくイチローさんのそれに近づけたのであれば、プロでもそれなりの技術と能力であるはずです。 

 

もちろん、この人の成績は、対戦相手、球場の状況、チームメートの状態など他の外部条件によっても変わってきます。 

 

実際、イチローさんは技術や身体能力が非常に高いのですが、それもストイックに練習内容、筋肉トレーニング、食事、精神修行など全てにおいて細かくこだわって管理・調整しているからなのです。 

 

もし、イチローさんのような選手を目指しているのであれば、あなたは「真似」をしてください。 

練習、トレーニング、試合の一球一球において体の使い方、もっと言えば、筋肉の使い方の細かいところまで同じになるように、仮説と検証の試行錯誤を重ねてください。 

仮に、検証の結果、この部分は自分のやり方の方が合っていると思ったら、それを取り入れてください。 

そして、後は、その動きが体に染み付くまで、練習を繰り返してください。 

こうして、あなたはイチローさんをベースとした自分流を作り出し、次世代の野球をリードしていくでしょう。 

 

これは、野球に限らず、全てのスポーツに言えることです。 更に言えば、スポーツに限らず、ほとんど全ての領域において応用できます。 

ぜひ、あなたの領域で試してみてください。 

 

 

いかがでしたか? 

 

これが、論理思考を使って技術と能力を高める方法の応用例です。 

 

一度読んだだけでは、しっくりこない方もいるかもしれません。 

その場合、是非もう一度読んで、じっくり考えてみてください。 

それでも、しっくりこなければ、コメント欄やメッセージで質問をしてください。その時は一緒に議論をしましょう。 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。 

 

もし、「ためになった」と思った方は是非コメント等でお知らせください。また、疑問や質問がある方、又は解決したい問題や相談がある方も気軽にご連絡ください。