今電撃文庫の公式HPに読者参加企画があるんですが、それにちょうど応募してきたところです。2000字以内のショートストーリー、お題見て40分で書き上げました。すごいね私。
前回に続いて二度目なんですが、どうせ優秀賞とか選ばれないだろうからここに後悔してみましょうかねぇと言う下りです。皆私がどんな小説を書くのか気になってるでしょう今日この頃(いやどうだろう)2000字って制約はつらいんで実力発揮できてるか怪しいのですがやってみましょう。笑うなよ。
ちなみに以前書いたか書いてないか知らないけど一夏の思い出を美化したものです。何かねぇ、私の中で幼馴染=腹黒って奇跡の等式が確立してるので(れでぃ×ばと!のせいです、ドラマCD聞きたいってかアニメもみたいです。ああ受験生なのに)、それもまあ慣れないくせに取り入れてみましたよ。
やばい、ハードル上がりすぎた。そう言う時はくぐるんですよ奥様。覚えといてね。上げるだけあげて逃げる、裏テク。
夏休みの計画 ~青空の下~
「……朝か」
青い空にかける情熱は一昨日で終わりだ。吹奏楽部を引退してから二日後の朝、アラームを鳴らす以外に鳴る事のない携帯を開ける。
そこには昨日とおなじ画面。一番上のメールには笑顔、一つ下には涙のアイコン。そのしたは全て笑顔か返信、?のアイコンしかない。
「馬鹿だよな、もう二度と来ないのにさ……」
一昨日の昼、俺がその子に渡した手紙の最後にははっきりと『好きです』と書いていた。大切な所だけはぐらかした返事に明らかに返事を急いだ俺のメール、返事は残酷な物で。
『先輩の事は尊敬してます、でも今まで先輩としか見てなかったのでそれ以外で見るのは難しいと思います』……と。
予想はしていた、だけど結論を急いだ事が彼女を更に傷つけてしまったのだ。あれから彼女は俺に一度も目を合わそうとしない。暇だったから部活に顔を出すと、今までどんなに遠くからでも挨拶を笑顔でしてくれた彼女は俺を無視して去っていった。
一番好きな彼女を、自分の手で傷つけたんだ。同じ部活の彼女はもう二度と会いたくないらしい。文化祭も体育祭も部単位で参加するのに。
「おはよう……昨日と顔変わんないね」
「……仕方ないだろ」
眠くとも朝は来て、受験生は学校へ出頭しなきゃで、出頭すれば幼馴染な優等生が前の席に居る訳で。
「……まだ、解決してないんだね」
「……言ったろ、あの日の事は忘れろって。全部自分で何とかするって言っただろ」
「それが出来ないから私に泣きついてきたんじゃないの?まだ解決してないくせ」
「先生来たぞ」
彼女は悔しそうに体を前に向けて、前もって机の隅に準備していた教材を広げる。分かってるんだ、全て。
自分のために涙流して怒ってくれたのも、本気で心配してくれてるのも。そして、多分お前が俺を好きだってのも。
そんな悲しそうな顔するなよ、不幸なのは俺だけで十分なのに。一体何人の女の子を悲しませればこの恋は終わるのだろう。
窓の外には網持って走り回る小学生の姿が。こんなにも青空が憎らしくなるのは学校のせいだけじゃないだろう。あの事さえなければ、教室のクーラーが切れても気分は涼しいし六時間耐久の補習も難なくこなせるのだろう。
ただこの胸の奥の引っ掛かりだけが、カーテンを閉めていても日光のように自分を突き刺すのだ。
夕方過ぎ、誰とつるむでもなく翳りそうな青空の下帰ろうとした俺は、音楽室の前で彼女に出会った。流石に以前手痛く無視されてしまったので今度はこっちが無視してやろうかとしてやる。
すると……あまり認めたくない事だったが、いつも自分の心を和ませてくれていたあの五文字が、舌足らずな声で後ろから聞こえた。
「こんにちは」
「……ごめん、あんな事して」
「……私こそ。先輩をいっぱい傷つけたんだって、知りましたから」
「……………」
「……………」
二人は見つめ合い黙り込み……一緒に笑った。
「それじゃ、俺はまだまだ勉強するから、部活頑張って」
「はい!文化祭、楽しみですね。先輩!!」
そう言って彼女は右手で狐の顔を作った。
いつも部活で並ぶ時、俺らのパートがこの列だよと教えてくれたあの仕草で、彼女は微笑んでいた。正直嬉しかったんじゃないかと思うけど、よく覚えてはいなかった。
だから、俺は君を忘れようと思う。全ての愛を忘れて、もう一度先輩として君に会いたい。
夏までにそれが出来れば、文化祭にぎりぎりで間に合うはずだから。それまで勉強も死ぬ気でやろう、故郷の友達と倒れるまで遊ぼう。そしたら忘れられるよね?
それが俺の夏休みの計画……
「……もしもし」
「仲直りしてたみたいね」
「……見てたのかよ」
「それはさておき、お祭り一緒に行かない?」
「祭り?めんどくさ」
「『少なくとも君のこと嫌いになる事は無いか』」
「ああもう分かったっての!ちくしょう何だってこんな奴に泣いて相談したんだか……」
幼馴染は何処まで行っても変わらない。『三つ子の魂百まで』って言ったっけ。つまりあれだ、この後も俺の運命は彼女にいろいろ転がされるわけか。
前言撤回。夏休みの計画、それは『新たな恋を育む事』にしよう。うん、その方が燃える。燃えるだけ燃えたら、きっと全て上手くいく。そしてまた青空の下を、我が物顔で歩いていけるだろうから。もう、きっとこの空を後ろめたく思う事もないだろう。だって、こんなにも青くて澄んでる空だから。
お気に入りのスニーカー履いて、俺は町へ飛び出した。あっちではもうみこしだ出店だで大賑わいなんだろう。俺は道端に転がっていた空き缶を、大空へ向かって蹴ってやった。
「……よし、私的には100点満点」……少しだけ、後ろめたさはあるけれど。私は彼が好きだから。振られた彼女の事をいつまでも根に持たれても困るし。ってんで、私の夏休みの計画は、『未亡人な幼馴染をハンティング』ってわけでして。うん、燃える。
こうして、知らない間に優等生な幼馴染に俺は誘導されてたりして……
今日書いた奴は猫耳萌えを背景にくっだらないやつ書いてます。機会がありましたら。貴方のコメントでそれが決まるのです。ハードルあがるなぁ、どうしたらいいのか。