なので、この20年の思い出って何かあったかな?と
考えてみたら、ちょうど1996年は長女が生まれた年だった。
ブログのタイトルにちなんでいるが、20年前から始まって
今も続けているのは、子育てぐらいしかないかな。
20年前の1996年3月に長女が生まれた。以来、四姉妹を育てている。
もちろんすべて私の子である。
結婚したのが、その1年前なので結婚21周年になるのですが、1年後に
娘が生まれて、今年はその長女が1月に成人式を迎えました。
20年前、初めての子育てで、出産後退院してからが本当に大変でした。
結婚を反対されていたので、実家も婚家も、一切産後の手伝いに
来てくれる予定はなかったので、できる限りの準備をして、
赤ちゃんをむかえました。
お腹が大きい妊娠中に、私の従姉にベビーバスを借り、学生時代の友達が
私より2年早く男の子を出産していたので、その友達に育児書のおすすめや
困った時にどうしたらいい?って電話をかけていましたね。
育児グッズも、ちょうどいろんなものが出てくるころで、
肌着も普通に前で合わせるガーゼの着物みたいなのから
ちゃんと足の形をかたどって、赤ちゃんが自由に動けるような肌着に変わっていたので、そのちょっとお高めの肌着を1~2枚に従来のガーゼ肌着を買って、
さらに友達から肌着のお下がりを頂いたりしましたね。
今では自治体とかから、お祝いセットとしてベビー用の肌着やら哺乳瓶やら
何か色々一式入った物が無料で頂けるとか聞くと、
時代は変わったもんだな~と思います。
ベビーカーだけは新品の物が買ってあげたくて、いろんなお店を見てまわり、
一番安いもので、でも、お腹の子の性別を教えてもらえない病院だったので、
黄色いベビーカーで男の子が生まれても女の子が生まれても良いように
用意しました。
そんな中2935グラムで少し小さく生まれた長女。
真っ赤で目がくりくりとした、甲高い声でなく赤ちゃん。
病院にいた時は、母子同室ではなかったので、母乳をあげる時間じゃなくても、
新生児室のガラス越しに我が子を見つめて、飽きずにずーっと立ちっぱなしで
眺めていたのを思い出します。
それから自然分娩だったので、1週間の入院を経て無事退院。
今は5日くらいで退院になるそうですね。
それからが、結構大変でした。
長女は、ゲップをするのがとっても下手な子で、
毎回、ゲップとともにたらふく飲んだおっぱいを吐き出すので
毎日、私も娘も洋服の洗濯に追われました。
今でこそ、そんなに重要だとは言われませんが、
当時はなぜか、紙おむつより布おむつの方が頭のいい子を育てると、
まことしやかに育児書やらなんやらでは語られていました。
さすがに輪になったおむつは、原始的で、肌ざわりも悪いだろうと
ちょっとお高めの、成形おむつというのにうんち用のネットをのせて
それからおむつカバーをかけて赤ちゃんのお尻にあてていました。
布おむつって、紙おむつの様に漏れにくいわけではないので、
ほんのちょっぴりのおしっこや柔らかいうんちでも
濡れて気持ち悪くなるから、娘はしょっちゅう泣くし、
そのたびにおむつを交換して、おむつを手洗いし、
つけ置き洗いし、手を消毒して、また赤ちゃんのお世話をするというので、
手はガサガサ、水を触ると体がしびれるくらい冷たくて、
いつまでこんな毎日が続くのだろうかと・・・。
子どもを育てることの責任の重さと、3時間おきの授乳に
眠れない睡眠不足の毎日に、途方に暮れてたなあと思い出します。
それでもそんな毎日を救ってくれたのは、先輩ママの友達が
育児日記をプレゼントしてくれたこと。
毎日あった事、娘の体調の変化、体重や、うんちやおしっこの回数、
離乳食の内容、何でもそこに書いておくと
風邪や病気の時にも、病院の先生に的確に話すことも出来たし、
吐き癖がある娘は、健診までの間は大きくなるか心配だったので
数字的にもきちんと成長を感じられることはすごく安心した。
親族の誰にも育児を手伝ってもらえなかったけれど、
夫婦だけでも立派に子育てはできるんだと自信にもなっていった。
一人目の娘の子育てを楽しいなと、娘のことが愛しいなと思えたからこその
下3人の娘達を産む気になったわけですが、あの頃の事を思い出すと
一人で果敢に子育てに奮闘していた私に手を差し伸べてくれた
今も続いている学生時代の友達との絆に
あらためて感謝の気持ちがいっぱい湧きます。
私も引っ越しが多いので、リアルな友達とはすぐに会えない距離ばかりなのですが
このヤフーブログを11年前に知り、パソコンで初めてブログを始めてからは、
育児日記では無く、ブログに毎日の子育てで起きた出来事を綴っていきました。
この11年間はブログを通して、距離を越えて、友達の近況を知ることが出来たり、
お互いの子ども達の成長を感じたりすることが多く
実際、近所にいるママ友には相談できない話とかを
たくさんのブログ友達に意見を聞いたりできたことは
ヤフーブログに出逢えて良かったなと思えることです。
それから、今、20年の時を振り返って、無事に生まれてきてくれて、持病はあっても
曲がらずにまっすぐに育ってくれた娘に感謝の気持ちをここに記しておこうと思う。
ママの娘に生まれてきてくれてありがとう。
これは、四人の娘達全てに贈りたい言葉です。
そして、20年間、子ども達の為に仕事を頑張って生活を支えてくれた
パートナーの主人に、20年間ありがとうと言いたいです。