久しぶりのブログ復帰です。
前回のブログのちょっと後に母が亡くなりました。
そして1カ月ほど前に父が亡くなりました。
独りになってしまいました…。
あれほど解放されたかった要介護の親の世話から解放されはしたのですが、なんだろう…この孤独感、この空虚感…。
相談できる友人もいるし、何かと親身になってくれる叔母もいるのですが、だけど常につきまとう“独りになっちゃった感“…。なんでしょうね…いったい…。
年の順で言えば順当だし、年齢からいっても天寿を全うした年齢。ふたりとも苦しむことなく 眠るようになくなりました。それを独りで見送りました。
母が息を引き取った時に母の亡骸に言った私の言葉は
「“ありがとう“も “ごめんなさい“も言わずに死んだよね」
元気な時から誰かに感謝したり謝ることのできない人でした。そんな人でしたが、亡くなる前には「あんたばっかりに こんな年寄りの世話ばかりさせて」と繰り返していたので、母なりに私への感謝や謝罪の気持ちはあったのでしょうが…それなら言葉で言ってよー!言わずに死んじゃうなんて勝ち逃げじゃーん!と今も思ってしまいます。
父の死は突然でした。
前日の夜に電話で話し「ありがとね、ありがとね」と繰り返す父。「またね」と電話を切り、疑うこともなく「またね」があるものだと思っていました。
父の心肺停止の連絡を受けたのはその9時間半後の朝でした。ほほえむような顔をしてその生涯を閉じました。
「独りになっちゃったー…独りにしないでー…」
父の亡骸に思わず浮かんだ心の声…あんなに介護から解放されたかったのに、解放されたくて仕方なかったはずなのに、思わず浮かんだのは意外な自分の言葉でした。いい年して子供ですね…。
過労とストレスから体調崩してしばし入院となりました。でも明日退院します。
鬼滅の刃の煉獄さんの言葉
君が足を止めて蹲っても 時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない
…強く共感します。
母や父には思うこといっぱいありました。
まだまだ昇華できない思いもたくさんあります。
ただ、やっぱり
親子だったんだな…
と思うこの頃。
いろんな思いがあふれて収拾に困る時もありますが、ひとつひとつ絡まった糸をほぐすように、自分の心をほぐしていきたいと思います。