公益財団法人動物環境・福祉協会Evaより

2016年版啓発ポスター&チラシ無償配布開催いたします!

 Evaは、昨年2015年からスタートした「動物たちにやさしい世界を」プロジェクトの活動の一環として、今年も新ポスターとチラシを新たに作成しました。啓発ポスターの無償配布(送料はお申込み者様負担)を今年も開始いたします!

この啓発ポスターは、「ぼくたちはモノじゃない。いのちなんだ。」をキャッチコピーに、命を売るということは、売れ残りや不良在庫が必ず生じることをメッセージとしてデザインしました。

ペットショップがかねてより存在し、大企業が参入したことでビジネスが益々巨大化している日本では、ペットショップを見て、その流通の残酷さをなかなか想像しづらいのかもしれません。

しかし、いかに動物福祉に配慮されていないかを理解している人は、迷わず「NO」と言うでしょう。最近ようやくNHKだけでなく民放でも、売れ残りや繁殖能力を失った犬や猫を、金を受取って受け皿となる「引取り屋」という商売について取り上げ、このビジネスの闇について報道するようになりました。それにより生体展示販売の問題を理解する人もずいぶん増えたのではないでしょうか。しかし、ペットショップのショーケースの前の人だかりを見ると、まだまだ広く知らせることの必要性を痛感します。

まだまだ数は少ないですが、テレビや雑誌などマスメディアが発信し始めたことを追い風にして、ペットショップが淘汰されるその時まで、この闇について1人でも多くの方に知っていただけるようチラシの配布に力をお貸しください。

ペットショップの子犬子猫の大量生産と大量販売には、例外なく、受け皿となる「引取り屋」の存在なしでは成立しません。生体展示販売を認めることは、「引取り屋」の存在を認めるのと同じであることを知ってほしいのです。

このチラシの裏面には「引取り屋」を含めたペット流通の裏側のことが分かり易く書かれています。どうかお手に取っていただき知ってください。そして知らない方々に広めてください。知ることの大切さを伝えてください。

ドッグカフェ、ペットグッズ店、トリミングサロン、動物病院はもちろんのこと、あらゆる店舗や飲食店、そして企業様の広報スペースに、また一軒家にお住まいの方でご自宅の壁に貼ることが可能な方に無償配布いたします。 

※お申し込みをいただいたのに、ポスター・チラシの受け取り拒否や、また不在により当協会へ返送されるというケースが昨年ございました。往復の送料が当協会負担になってしましますので、予め必要数、確実に配達されるご住所をお申し込みいただき、必ずお引き取りいただけますよう宜しくお願いいたします。またこちらに返送された場合、そのご住所には今後お送りいたしません。

 

 

こちらをご覧ください!

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2016年啓発ポスター・チラシ無料配布開始!

 

以下青字、ポスター チラシの内容です。

過剰生産が生み出す新たなビジネス”引き取り屋”

私たちの生活を支えているのは、大量生産・大量消費という単方向の生産システムです。それは食品をはじめ多くの製品に、当たり前のように賞味期限切れや余剰在庫、B品、ワケあり品、返品というものが生じます。では犬や猫が商品になった場合はどうでしょう。犬や猫だからそのような不良在庫などはない?いえ命を販売するという事は、在庫処分に困る商品同様、犬や猫の命がそれにあたるのです。

 

以前は、ペットショップや繁殖場の悪徳ブリーダーなどの「生体販売業者」は、「不良在庫」となった犬猫を行政に持ち込み、処分を依頼することができました。しかし平成25年9月に施行された改正動物愛護法により、

・動物の終生飼養の原則に反している

・引き取りを求める相当の事由がない

と認められるばあい、行政は業者等からの犬猫の引き取りを拒否できることになりました。その結果、生体販売業者は犬猫の処分を、「引き取り屋」に頼るようになったのです。

 

引き取り屋とは?

ペットショップで販売するために子犬子猫を繁殖させる「繁殖場」で、繁殖能力が衰えた親犬親猫や、ペットショップなどの流通過程で売れ残った犬猫を、1匹あたり数千円~数万円程度の費用を受け取り、引き取りを行うビジネスです。引き取り後、売れる犬猫は自分の店で転売し、まだ繁殖能力が残っている犬猫は子犬子猫を産ませて販売します。転売することも、販売することも繁殖用として使うこともできない犬猫は、ケージに入れたまま、糞尿の掃除や散歩などの世話はせず、最低限の餌と水だけを与え「生かさず殺さず」の状態で飼育されていることがほとんどです。

 

2016年5月26日に、NHKクローズアップ現代の「追跡!ペットビジネスの闇」で、引き取り屋について放送されました。そこに映った現場は、まさに生き地獄。爪が伸びっぱなしで毛玉に覆われぐったりとしたまま動かない犬や、耳ダニが放置され、自分でかきむしり大きな傷を負っている猫。金網の上に堆積したフンの山のケージの中で生かされている犬、もはや犬種がなんなのかさえも分かりません。

これはこの引き取り屋を訪れたある愛護団体が撮った写真です。ステンレスの皿が2つありますが、中は空で乾いていました。ですが皿があるだけまだマシだといいます。更に劣悪な環境の場所では、皿どころか食事も水も与えられません。足元は糞尿の掃除をしやすくするための金網です。金網の下に落ちないフンはそこにどんどん積み重なっていきます。この犬はその後、愛護団体がお金を支払い引き出してきました。小さなケージの中で長い間まともに立てなかったのでしょう。立とうとしても後ろ脚と腰が引けてまともに立つこともできませんでした。

 

規制の強化を

2015年10月、環境省は悪質なペット業者を取り締まるために、「繁殖回数」の規制や「飼養施設規制」に明確な基準を設けることを検討していくことを明らかにしました。しかし、明確な基準を設けるという課題は、前回2013年の動物愛護改正法の際に取り残しになっていたものです。また、新しい規制が制定されたとしても、ペット業者に対する強制力を、どのように持たせていくことが出来るのでしょうか。新たな規制に時間がかかるのなら、虐待的環境で飼育している取扱い業者に対する規制を強化し、今存在している命を救うべきではないでしょうか。不衛生な虐待的環境で、ただ生かされているだけの犬や猫の命は、今この瞬間も存在し、その中で息絶え、人知れず闇へと消えていきます。行政殺処分の数にも入らない犬猫の命があることについて、私たちは今一度考えなくてはなりません。業界は過剰生産を即刻やめていただきたい。そして犬猫の引き取り屋への流通ルートを断つには、消費者がその流通にのらないことです。犬や猫と新たに暮らすなら愛護センターや民間シェルターからお迎えください。

 

この事実を知ってもあなたは、それでも命を買いますか?

 

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もし今後ワンコやニャンコを迎えたいとお考えでしたら

保護犬、保護猫の存在を思い出していただけたらと願っています。

 

私はといえば保護犬の存在は漠然と知っていましたが

具体的にもっと知りたいと考えるようになったのはここ1~2年です。

更に一口に保護犬といっても様々な事情で保護される犬達。

遺棄、飼育放棄、野犬、ブリーダー崩壊...

引き取り屋などという闇のビジネスが存在することを知ったのは

恥ずかしながらごく最近です。

生体販売には以前よりよくない印象を持っていましたが

ショーケースに並ぶ可愛らしい子犬や子猫の親たちは

今この瞬間も生き地獄にいるのかと思うととてもやるせないです。

このポスターを生体販売をしているペットショップの門前に貼りたい気持ちです。

 

 

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