東日本大震災において被災地の皆様お見舞い申し上げます。

3月11日、日本がひっくり返るほどの地震がありました。
毎日変わる状況、希望が見えない展開、
TVに映る被災地を見ては胸が潰れる思いです。

あれから一週間以上経ちますが
自分自身気持ちを前向きに持たなくちゃと思います。

そして被災地の皆様が1日でも早く普段の生活を取り戻せるようにと願ってます。


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オーケストラ!

2009/フランス

監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
脚本:マシュー・ロビンス
出演:アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアン、
ミュウ・ミュウ、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ、
アンナ・カメンコヴァ、アレクサンドル・コミサロフ

かつてボリショイ交響楽団伝説の天才指揮者だったアンドレイ・フィリポスは
共産主義体制のユダヤ人排斥行為へ抵抗したあおりを受け現在は劇場の清掃員。
そんな折パリ公演のためにかつての仲間とオーケストラを結成する決心をする。


音楽ドラマ、オーケストラ、ときたらへなちょこな演奏者達が練習を重ね
ぶつかり合いながら次第に気持ちが一つになって大感動フィナーレ!!
という筋書きを思い浮かべがち。

違うのよ。

演奏者は初めから全員奇蹟の腕前。
30年間演奏していなくても
楽器をとっくに売り払って所持していなくても
公演まで2週間しか無くても
練習なんて全くしなくても
リハーサルなんてすっぽかしても



そんなの関係ねえ。



荒唐無稽と切り捨てるなかれ、
このグダグダの喜劇はラストのチャイコフスキーバイオリン協奏曲に行き着くのための必須過程。

好き勝手に行動する団員にドキドキ、イライラ、ハラハしたのも全てはこの一曲のために。
美しいバイオリンソリストのアンナ・ジャケの出生の秘密を交えながら
悲劇を超えて栄光の切符を手に入れる老いぼれ楽団のサクセスストーリーに胸が震えるのでした。


一人の大切な人のためにみんなの心が一つになっていく感動を一緒に体感してみてはいかがでしょうか。